今更感がありますが、これを感じているのは私だけではないはずです。
金融システムをコントロールしている人たちは、とんでもなく傲慢でしかも嘘つきの集団です。
我々は最も賢いから世界中をコントロールしなければならない、そして馬鹿どもにはどうせわからないだろうという考えが随所に現れています。
半年ほど前にBISが突然、ある発表をしました。
「実は見落としていたFXのデリバティブが見つかりました。えーっと65兆ドルだったかな、いやいや80兆ドルでした。」というニュースです。
そして先ほどのニュースです。
ペンタゴンは「いやー、実は"計算間違いで"6200億ドル余分にウクライナに送ってしまったんですよ」。
これは以前にも紹介した動画ですが、昨年11月に行われたFDICの会議での一幕で銀行預金のベイルインについて話し合っている場面です。
ここである理事は「一般の人々はこの部屋にいる我々よりも、金融システムに信頼を置いている」と発言しています。
この中で人々は金融システムが脆いことについて笑いながら話しつつ、一部の機関投資家はそのことを気付くかもしれないが、一般大衆に知らせてはならないと話していました。
政府や中央銀行は統計やデータを公表するわけですが、自分たちが嘘をついていることを当然自覚しています。
しかしその嘘を"フォーワードガイダンス"だと、自信をもって宣言しているわけです。
横文字を使うと分かりにくいですが、これは単に「こうなったらいいな」という希望的観測です。
そして公表されるデータが本当であると人々に信じさせるためのものです。
この典型例として、少し前でパウエル議長はインフレは"一過性"のものであると主張しましたが、そのあとには"一時的なもの"であると軌道修正しました。
しかし今年に入り「実は我々はインフレのことが良く分かっていない」と認めざるを得ませんでした。
システム化された嘘はまさにケインズ経済学の根幹とも言えるべきもので、嘘をつけるところではすべて嘘をつくというものです。
その証拠にケインズ経済学ではインフレや景気後退というのは、人々の心理によって引き起こされるものであるとしています。
つまり人々の心理状態を変えられれば経済問題を克服できる→ 嘘をついてでも人々を騙せば経済は良くなると教えているわけです。
実際、バブルとその崩壊のことを「根拠なき熱狂」(irrational exuberance )や「アニマルスピリット」と呼び、集団妄想だとして、中央銀行は妄想を嘘をつくことでコントロールできるとしているわけです。
彼らは意図的に嘘をつき、これからも嘘をつき続ける決意を固めています。
というのは彼らにとっての嘘は穴の開いたパイプにテープを巻くようなもので、実現不可能なことを言い続けます。
マネーサプライを増やし続けてもインフレは起こらない、といったのはその典型ですし、今は経済は「軟着陸」をするとしています。
言い換えれば、少しの間バレなければ隠れて何をしても構わないということの裏返しでもあります。
最大の弊害は彼らの嘘を信じる人が非常に多く、一般人だけでなく専門家の中にも嘘を信じてしまう人がいることです。
そして当然ながら、騙された人たちは現実に即した対応をすることができません。
金融機関が破綻すること、クレジットが使用できなくなること、会社が倒産したり失業することを知ってさえいれば、対応は全く異なるはずです。
しかしその代わりに人々は嘘に騙され、損害を被った後に「想定外だった」とか「こういうことは起こるものだ」といった説明を受けることになります。
現在、欧州投資銀行が「ロシアのハッカーによる」サイバー攻撃でダウンしているようです。
そして少し前に、バイデンはプーチン大統領の戦略的核兵器を使用するという脅しは「本物だ」は語りました。偽旗事件の悪者はすでに決まっているようです。
CBDC導入前に何かをしようとしているわけです。
FRBは7/1にFedNowという名称のサービスを開始します。
これはCBDCですが、中身はリップル(XRP)のようです。イギリスはXLMのようですね。
昨日、BISがCBDCのブループリントを公表しました。
内容をざっと読みましたが、それらしい表現で書かれていますが中身はゴミ以下です。
BISはCBDCが"信頼の基盤"となるとしています。自画自賛するところがかなり痛いです。
要旨としてはCBDCは統一化されたレジャーを使用し、すべてを管理すること。
そして通貨はプログラムであるというのが内容で、プログラムが書き換えられると説明しています。
つまりプログラムの設定次第で、例えば肉か買えなくなるということや、燃料を買いだめしようとすると警察に自動的に連絡が行き、「環境破壊」をしているから逮捕されるといったことが起こりうると言いたいのかもしれません。
そして、さらに面白いことも書かれています。
新たなタイプの預金契約は経済の安定につながり、経済システムの耐久性を向上させるものとなるとしています。
これは平たい言葉で言えば、預金の引き出しができなくなるということを意味しています。
また「公共の利益のため」、中央銀行は金融システムを相互接続させることにより、共通の使用法を確立する、としています。
これは言い換えれば、認められた価値観と思想に沿った仕方でのみCBDCが使用できることを意味します。
例えば、LGBTQに反対する人はローンが利用できないといったことが起こることを意味しています。
III. Blueprint for the future monetary system:
CBDC導入直前の今、こうしたことを知っておけば我々の対応は全く変わるはずです。
今、銀(金もですが、、)を買うことが生死を分けるものとなるというのはこれが理由ですし、CBDCに抵抗する方法となります。
少し別の話になりますが、クリフハイはかねてから銀1オンス=$600になるという予測をしています。
しかし、予測をやや修正したようです。
最近の予測では、0.065グラム(グレーンと呼ばれる単位)が$2に向かっていると述べています。(1オンス=476グレイン、つまり$953)
中国の台湾侵攻との関係のようですが、侵攻はスムーズには行かないと考えているようです。
そしてマイクロチップ生産に深刻な損失が発生すると、銀が暴騰し数か月以内に1グレイン=$10になるかもしれないとしています。
オンス換算では$4760ということのようです。
もう残りの時間も本当の少ないようですが、銀を買い続けましょう。