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不動産とデリバティブ

報道を見ると、不動産バブルの崩壊は起きないとする論調が主流です。

もちろん話を聞く相手が不動産エージェントであれば、立ち位置上バブル崩壊は起こらないと言うでしょう。

しかし、多くの不動産屋が言わないのは、不動産投資というのはすでに現物投資ではなくなりつつあるということです。

そのほとんどがMBS(モーゲジ債)というデリバティブとなっています。

ですから今の金融システムでは、不動産バブル崩壊=債権バブルの崩壊という様相が強いのです。

恒大集団でもそうですが、問題の中心は債券です。リーマンショックもそうでした。

マーケットの中身は非常に限られた現物資産をベースに、何百倍にも膨らませたデリバティブ化された債権なのです。

要するにレバレッジを利かせ過ぎているため、少しのトラブルが発生するとすべてが崩壊するのです。

不動産の現物はエリアの特徴を反映しがちですが、デリバティブは簡単に国境を越えていきます。

 

恒大集団についてですが、すでに債券の危機に発展していることはあちこちで報道されています。

ある方がブルームバーグの記事からの引用ですが、すでに金利は急騰しており20%超えたようです。投資家たちは一気に資金を引き揚げています。

破産国家のベネゼエラ国債ですら、10年物で10%くらいなので、中国企業の債権はそれ以下ということになりますね。

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そして、また別のデベロッパーがデフォルトしました。まだまだ続きそうです。中国政府が止めるのはほぼ不可能でしょう。

Chinese developer Kaisa unit misses payment, debt worries mount

今のところ、世界中の中央銀行がMBSを買っていますが、中国の不動産バブル崩壊が本格化すると、テーパリングと相まって、世界中のあちこちでバブルの崩壊が起こりそうですね。

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