アメリカ不動産情報

アメリカ不動産バブル崩壊の象徴なのかもしれない

数日前にアメリカ不動産大手のZillowに関する記事を書きました。

この会社は不動産情報を提供する会社ですが、売り物件情報だけでなく、全米の不動産の売買情報と履歴、そしてマーケットの傾向など包括的なデータを提供しています。

転売用の物件を大量に仕入れていたということで、損切をしているという報道でした。

 

報道には出ない話ですが、この会社にはある特徴があります。

この会社はタイトルカンパニー、住宅ローンの会社、そして物件修理会社まで保有しているということです。要するに不動産取引に必要なツールスぺ手を持っています。

つまりどういうことかというと、特定のエリア選択して不動産を購入します。。

当然、不動産データ会社の大手として、そのエリアの人たちの所得を知り尽くしていて、そのデータに基づき不動産価格をできるだけ高騰させられるエリアを選択します。

この会社は不動産エージェントを使わずに現金決済をしていました。決済は自社のタイトルカンパニーです。

 

どういうことかというと、例えば、平均価格が30万ドルのエリアでこの会社が直接、売り手から物件を33万ドルで購入するとします。

使うのは自社のタイトルカンパニー、そして融資が必要な場合は自社関係のローン会社を使います。

そして簡単な修理をした後に、40万ドルで売りに出します。

そして同じエリアでこの会社が50件の取引をしたとすれば、そのエリアとその周辺のエリアの不動産査定額は大幅に高騰します。当然、家賃は不動産価格の上昇に伴い高騰します。

不動産バブルを人為的に創出するための転売事業だったということのようです。

こうなると、不動産査定価格というのは全くあてにならないものということになりますね。

株を吊り上げるのと同じようなことを不動産でも行っていたということなのです。

 

恐らくこれをやっているのはこの会社だけでなく、他のヘッジファンドも手を出していると思います。

そしてZillowが撤退したということは、アメリカ不動産の動向に予想以上の影響を与えるのではないかと思われます。

アメリカ不動産バブルの化けの皮が一つはがれた象徴ともいえる出来事です。

今日は同社の株が暴落したのと同時に、社員の25%が解雇されたことが報道されていました。

Zillow says it’s closing homebuying business, cutting 25% of workforce; earnings miss estimates

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