アメリカ不動産情報

アメリカ不動産大手が損切り覚悟で撤退

二日前にアメリカ不動産に関して大きなニュースがありました。

アメリカ不動産情報提供大手のZillowが不動産フリップで巨額の損失を出したという報道です。

Zillowと言えば不動産情報が集まる大元ですから、そのデータに基づき転売すれば儲けが出るはずでした。

全米の25の都市で7000件の不動産を転売目的で購入していましたが、購入価格以下の値段で叩き売りを始めました。

いわゆる"水没"(Underwater)というやつです。

Zillow’s iBuying flop: Company listed nearly two-thirds of homes below purchase price

Zillow seeks sale of 7,000 homes that may be underwater

当然、融資を利用して購入しているでしょうから、返済はしていかなければなりません。

しかし、なぜ突然在庫の一掃処分を始めたのかについて、このように書かれていました。

不動産のトレンドがさらに悪化する前に、在庫を一掃することを考えている、そうです。

つまりこれからさらなる悪化が予想されるので、巨額の損失を被ってでも早くエクジットしたいということのようです。

 

この他にも不動産を大量に買っている企業はあります。

有名なのはブラックロックですが、不動産市場が崩壊しないように、FRBからの資金提供を受けて大量に買いあさっていると言われています。

彼らの買った不動産が水没して、一気に損切りをする日は近いのかもしれません。

恒大集団の件でも明らかですが、不動産市場というのは、巨大な借金の塊みたいなものですから、いったん崩壊するとかなり悲惨な状況になります。

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