なかなか価格が上がらない貴金属ですが、我々は気長に待ちつつ、現物を積み上げる以外には選択肢はなさそうです。
価格が上がらないからと言って、あきらめて売ってしまうことがないようにしてください。
貴金属の価格操作の罪に問われているトレーダーは、価格操作をしていましたが、メールのやり取りの中で「価格操作は非常に簡単だ」自慢していたことが、裁判で明らかになりました。
Gold Trader’s Chat Bragged About ‘How Easy’ It Is to Manipulate Prices
手法は大量に存在する"ペーパーゴールド"と"ペーパーシルバー"を大量に売るわけで、価格を安値に誘導したうえで、現物を買いあさっています。
ちなみに銀についていえば、ペーパーシルバーと銀の現物の比率は243:1です。
実際の銀の現物の供給量は、取引高の0.4%に過ぎないそうです。
現物の銀がどれくらい貴重なのかが分かると思います。
いつになったら価格操作が終わるのかはよくわかりませんが、価格操作をしている大手銀行のゲームに長く付き合う以外はなさそうです。
バーゼル3で少しは価格が上がると期待しましたが、そうはなりませんでした。まだしばらくは続くのかもしれません。
少し前に貴金属のディーラーたちがCFTCに告発をしていましたが、どうやら真剣に調査する気はないようです。
見方を変えれば、価格が下がるとがっかりするのではなく、買いのチャンスだと考えたほうがよさそうですね。