この世界で本当の意味でお金と呼べるものは少なくありません。
定義にもよりますが、国の通貨はFIAT CURRENCYと呼ばれています。
つまり、人々の信頼が通貨の価値を裏付けているものであり、それ以外の裏付けはありません。
人の通貨に対する信頼がなくなるときに、通貨は紙切れになってしまうというリスクがあるわけで、そういうことは起こってきました。
それに対し、金と銀はそれ自体がお金で、それは人間の歴史を通じて変わることがありません。
その価値は不変です。
歴史を振り返ると、金の保有が法律により禁じられたことがありました。
例えば、アメリカでは金の保有が禁じられ、一定額で政府により強制買取がなされました。
あと最近ではこんな話もまた出始めています。
オデイ氏、各国政府は個人による金保有を違法化も-インフレ高進なら
この方は回りくどい書き方をしていますが、要するにこういうことなのかもしれません。
今の価格だと、一回に買う額はもっと少なくなりますが。
小額の取り引きであったとしても、税務署が販売業者に取引名簿の提出が求められれば、情報は渡るのは間違いないと思います。
本当に没収される可能性があるかどうかは、専門家の中でも意見が分かれています。
このほかには売買を法律で規制したり、高税率を課すという案や一人が持てる量に規制をかけるという案も出ているようです。
本当のところはだれにもわかりません。しかし世界経済を安定させるために金本位制を導入するタイミングでの没収というのは可能性として存在すると思います。
アメリカで起こる可能性があることが、日本でも起こるかという問題もあると思います。
Focus Be careful what you wish for: Would a gold standard trigger gold confiscation?
リスクヘッジの方法もあるとは思いますが、一番良い方法は没収が難しい銀を買うことかもしれませんね。