ビットコインのETFが認可されるということで、話題になっています。
この観測を受けて、ビットコインの価格が上昇しています。
日本語ではありませんが、このETFの'中身'について少しだけ説明していました。
まず資金の30%はビットコインの先物に投資されます。そして残りの70%は証券に投資され、ビットコインETFはキャッシュかそれと同等のものを保持すると書かれています。
ビットコインの価格が上がれば、キャッシュは増え、下がればキャッシュは消えると書かれています。
先物ですから、そこに現物はないわけですね。
早い話が、これはただのデリバティブで、ビットコインに投資すると投資家は思い込まされて、実はそこにはビットコインはなかったというオチのようです。
普通に考えれば分かりますが、アメリカ政府機関がビットコインを認可するはずはないのです。
彼らはデジタルドルをリリースしようとしており、それに競合する可能性のあるものをできるだけ排除しようとするからです。
数週間前にFRBのパウエル氏が、仮想通貨を禁止する意図はない、と述べたことが報じられていました。
Fed Chair Powell Says He Has ‘No Intention’ of Banning Crypto
彼らは禁止しない代わりに、デリバティブを使うことにより、事実上、ビットコインの価格を操作することに着手したのかもしれません。
これは金と銀の価格操作をしてきたのとまったく同じ手口です。
仮想通貨投資家にとって、良いニュースとしてとらえられているようですが、実際はその真逆なのかもしれません。