以前にもブログの記事にしたことがあると思いますが、リマインドの意味を込めて、再度書きます。
投資の世界にいると、時々あるのが案件を次々と出してくる人(グループ)がします。
例えば、国内不動産をやっていたかと思えば、突然、ファンドを紹介したり、と思えば民泊や仮想通貨をやったりするグループがいます。海外不動産の場合だと世界の何十カ国をカバーしています、みたいなグループもあったりもします。
それとは対照的なのは、国内不動産ならそれだけ、あるいはファンドならファンドだけを極めていくタイプの投資家や投資グループも存在します。
実際に投資案件を動かす側の立場からすると、複数の案件を次々と紹介するということは、内容をよく吟味できていないのが普通です。
なぜかというと、投資案件一つをとっても、検証し内容をよく理解し、またコントロールしていくためにはかなりの時間と労力がああるものです。投資というのは何かのプロジェクトに対して行うもので、当然ながらそれをくみ上げていくには時間とエネルギーがかかるものです。きちんとやろうとすると、次々いかれないはずなのです。
不動産でもそれは同じです。一つの都市で投資をするにしても、マーケットを分析し、実際に作業をする会社のパフォーマンスを見て、運用していくにはそれなりの時間がかかるものなのです。ですから、「何処どこの国に行って、いい案件がありましたから紹介します」程度の話だと、よく分かっていないと思った方が無難です。
一度や二度、その国を訪問して、視察したくらいでは、中身まではよく見えないものだからです。
ですから、次々だしてくる人やグループがいたら、あなたに何でもいいから売りつけようとしていると思った方が良いのかもしれません。