昨日取り上げましたが、最近は夏にバブルが崩壊すると予測する人が増えています。
すでにインフレがデフレというか、ディスインフレーションにに変わりつつあるというのは本当のような気がします。
(このあたりの予測は人により異なる。バブルが破裂という人もいれば、デフレかディスインフレーションという人もいる。)
少なくとも銀行はそのように考えていることは確かなようです。
というのは、インフレが続くのであれば銀行はリバースレポで短期国債を欲しいとは思わないはずだからです。
説明としてはある程度、説得力があるように思えますが、他の人の話も聞いてみると見落としている点もあるように思えます。
それは何かというと、FRBはマーケットが崩壊しそうになるとより一層金融緩和を行って、買い支えるのはほぼ間違いないという点です。
あとデフレになることをFRBは嫌がるはずなので、なんとしてでもインフレ傾向にしようとしさらなる金融緩和をすると指摘する人がいます。
これまでも天文学的な数字の金融緩和の金融緩和を行い、空前の規模の資産購入を続けてきましたが、これからはそのスピードと規模をさらに加速させるのではないかとも思います。
バブルを最大限まで膨らましておいて、ある日突然空気を抜くというのは間違いないのですが、その日はもう少し先なのかもしれないとも思っています。
つまり行けるところまでは、徹底的に金を流入させる可能性は高く、その結果、崩壊の時期はもう少し先送りになるのではないかとも思えるのです。
もちろんFRBがコントロール不能になるという可能性はいつでもありますが、、、
いずれにしても予測というのはたいていは外れるものなので分からない時は、様子見をしておくのは良いと思います。
ショートしろという専門家もいますが、外れたら悲劇ですからね。
特に最近はこれまでにはなかったような方法を使って、ゴールポストをずらすことは毎回のように行われているので、我々は最後にはどこに行きつくかだけを知っていればよいのかもしれません。
バブルが破裂する時は当然、債券市場と株式市場などから一気に資金が流出します。
しかし、我々が知っておくべきなのは、経済危機でお金が消えてしまうわけではないということです。
つまりお金がただ別のところに移動するだけです。
ある人は大損をして、お金が消えたように思えるかもしれませんが、実際には別の人のところに移動しただけです。
問題はお金はどこに行くかということですが、行先は間違いなくコモデティです。仮想通貨にも流入すると思います。
これまでに刷った天文学的なお金が金、銀、原油などのコモデティに一気に流入し、価格は急騰します。
ですから、一投資家としてはその時までに先回りしておいて、準備しておきたいと考えています。
バブルが崩壊する前までに、中央銀行が印刷できないものを我々は買い集めるべきなのです。
ということで予想が外れて、少し長く待たされたとしても結果は変わりません。
バブルが大きくなればなるほど、破裂した時には大きく儲かります。
アメリカでは、特に損をするのはベビーブーマーたちが中心になるはずです。彼らは年金をそっくりそのままなくすことになります。
一時的な価格の上下に一喜一憂するのではなく、下げた時には買い増しをするくらいがちょうどいいと思います。
今は銀の価格も下げていて、私が持っている鉱山の株式も軒並みマイナスですが、相変わらず現物と株を買い続けています。
最近買っているのはKinross Goldという銘柄です。複数の専門家が勧めていたので、買い増しました。