マネー

ゴールドは政府に没収されてしまうのか?

ゴールドは唯一リスクがほぽ存在しない投資対象です。

株や仮想通貨だと急落リスクやカウンターパーティーリスクがいつでもありますが、ゴールドにはありません。

しかし唯一あるとすれば、政府による没収リスクです。

これをどう考えるかで、アプローチは大きく異なります。過去に何が起こったのかを知っておくと、参考になると思います。

私もいろいろと調べてみました。

 

1930年代にアメリカで一度、ゴールドを保有することが禁止されました。

銀行は保有しているゴールドを政府に提出させられました。

当然、銀行のセーフティボックスに入れてあるゴールドも没収されました。

当時、政府がゴールドを保有している人から1oz=$20で買い上げ、その後すぐにゴールド価格を1oz=$35に改訂しました。

1人当たり最大5ozまでの保有が合法とされたそうです。

 

当初、政府がゴールドの保有を禁じた時、人々は政府にゴールドを自発的に提出したそうです。

政府は従わない人は罰するとのことでしたが、結局何もしませんでした。

人々が政府が取り締まる方法がないことを理解した時、ゴールドを提出せずに、隠すことを選んだ人が多かったそうです。

 

政府の没収リスクがどうしても気になる人は、シルバーを買うのが良いかと思います。

シルバーはお金であると同時に、工業用の用途もあるので没収の対象になる可能性はありません。

別の対策としては、海外の保管所で購入し、保管しておくことです。

あとは、これは有効かどうかは不明ですが、分類上はゴールドではなくアンティークに分類されるコインを買うという対策もあります。

(対費用効果が良くない)

 

現時点では、ゴールドの保有は禁じられておらず、法律で禁じるのは無理だという専門家もいます。

ですから、政府が没収しようとしたらどうしようと心配する気持ちもわかりますが、個人的には問題が起こってから考えればよいのではないかと思います。

そのリスクは比較的低いと思いますし、仮に禁止したところで、追跡しようもないと思います。

禁止されそうになるタイミングで、海外に持ち出すなど対策はいくらでも打てると思います。

 

ということで、心配しすぎてゴールドを全く買わないということがないようにしてください。

シルバーも必要ですが、ゴールドも必要だと思います。

-マネー
-, ,

© 2024 歴史上最大の経済危機を切り抜けよう!