時々、お会いする人の中で、世界各国に不動産を持っているという人がいます。
世界の5か国で不動産を持つグローバル大家などという人もいますし、アメリカでもいろいろな都市で物件を一つずつ買いたいという人もあります。
いろいろに国で買うのは別に悪いことではありませんが、資金力が限られている人が各国で一軒ずつ買うとか、各都市で一軒ずつという投資スタイルは成功する確立を低めるとおもいます。
これは私の経験でもあります。
不動産というのはその地域に密着したものです。人口動態や依頼する業者の特性、強みや弱みも一軒持ったくらいではよく分からないものなのです。
また近くであっても、不動産投資の環境が全く違うとこもよくありますし、市が変わるだけでも、天と地ほどに変わることもあります。
例えば、東京に一軒の投資マンションを持っている外国人がいるとして、その人は東京の不動産投資すべてを知っていると言い切れるものなのでしょうか?
もちろん持っていない人よりは詳しいでしょうが、よく知っているとは言えないと思います。ましてや千葉は埼玉の不動産についても知っているとは言えないと思います。
東京でそれなりの件数を一定期間保有して、初めてそれなりに経験を積んだと言えるのではないでしょうか?
それと同じで、海外の各国に一軒ずつ買うとか、アメリカのいろいろな都市に一軒ずつ持つというスタイルだと、「ちょっとかじった」くらいわかる程度に過ぎず、逆に分散しすぎて、深く掘り下げられないという状況に直面すると思います。
あと現地の業者にしても、一軒持っているお客と20軒持っている顧客では待遇が違いますし、分散しすぎると、毎回違い人たちを相手に連絡をしたり、また国をまたげば確定申告をいなければならなかったりと、余分の労力や経費が掛かるものです。
それて私の提案は、ここは投資に優れていると思う場所があれば、ある程度の件数をまとめることをお勧めします。不動産投資は非常に奥が深いものです。
そうすればその地域の不動産事情にもっと精通するようになり、成功確率も上がると思います。