アメリカで低予算で不動産投資をしようとする場合、購入できるのは築古物件です。
ということは、いずれにしても修理が必要ということなります。
問題はいくら使いどれくらいの修繕をすべきかということです。
修理代を抑えれば、当然想定の利回りは上がります。
投資家としては当然、無駄な出費は抑えるのが普通ですが、役所の検査があるので抑えるといっても限界がありますが、過剰な修繕はしないのが普通です。
投資家としては利回りが気になるところですが、修繕の程度と賃貸経営とは密接な関係があります。
テナントが家賃を支払わなくなる大きな理由の一つは物件の不備だからです。
そして入居者を見つけるときも、きれいに直してあると家賃を高めに設定できます。
入居者としては、大家はなかなか物件を直してくれないから、家賃を支払わないという口実を与えることになります。
強制退去の裁判では必ずと言っていいほど、入居者は大家がきちんと物件を直してくれないから家賃を支払わないと主張します。
利回りというのはあくまでも想定なので、余分なトラブルを避けるためにも、きちんと修繕をしておくことは大切です。
私が取引をしている修繕会社は高品質の修理をしつつも、価格を抑えるために、同じ材料を大量に購入しています。
タイル、ペンキ、カーペットなどはたいていどの物件も同じものを使用しています。
しかし、まとめて購入することで価格を抑えるようにしています。
投資家の方もこれは同じで、一軒の修繕を依頼すると、価格は高くなりがちですが、何度も依頼することが分かっていたり、まとめて数軒の修理を依頼すると、ボリュームディスカウントが期待できる場合があります。
しかし、最近は建築資材の価格が高騰しているので、落ち着くまでは修理代はどうしても割高になりそうですね。
これはその業者が昨日送ってきた写真です。