経済危機が起こると、何が本物で何が偽物かが露呈します。
例えば、いいことばかり言う政治家が実は国民のことは何も考えていなかったり、マスコミはウソばかり報道していたりしたことが露見したりします。
あとは信頼されていた大企業が倒産に追い込まれたりと、これまでは安全だと思われていたり、世の中のスタンダードだと思われていたことが実は間違っていたということに多く人が気づくようになっています。
多くの人が失業し、信頼していた貨幣の価値はどんどんと下がり、生活に苦しむようになる時、人の中にはこれまで人生をかけてやってきたことが実はあまり意味がなかったということに気付くのかもしれません。
その中には、いい大学に行き、いい企業に就職し、貯金し、年金を払いなさいといった考えもそれに含まれます。
これから会社の倒産が相次ぎ、年金の受給年齢が引き上げられたり、さらには預金封鎖などが起こる時に、早く気づいて行動した人とそうでない人の差はさらに広がります。
今も世界を見ていれば分かりますが、政府は天文学的な数字の貨幣を刷っています。ただの紙切れです。
政治家が決めただけで、際限なく発行できるただの紙切れのために人々は人生をかけて働くわけです。
そして好景気というのは、人々の抱え込む負債によって作られます。
日本だけでなく世界の教育システムは、人を奴隷とはいかなくても、究極的には意味のないもののために働かせ、搾取するという目的のために作られたシステムにはめ込むものといっても過言ではありません。
100年に一度の経済危機が起こると、高学歴も貯金も、会社の立場も何もかも本当はそれほど価値がなかったことが露呈するのです。
政府が保証する貨幣すらも価値がなくなる日が近いかもしれません。
このシステムはこれまでに金持ちたちにより長年をかけて作られてきました。
そして物事はそのルールによって動いています。
つまり、彼らのルールを知らなければ、一般人はいつまでたっても負け続けるということになります。
人の最大の資産は考える力です。
今、家にいる間にこの世の中で何が本当で何が偽物なのか、よく考える時間を持ってください。
この経済危機は人生最良の経験となるかもしれません。