過去数年、日本人投資家の中ではフロリダとテキサスで不動産を買った人が多かったのではないかと思います。
フロリダは今、かなりの打撃を受けているようです。
テキサスは今後大きく下げることになりそうです。
サービス業、観光業が盛んなところは、今一番打撃を受けています。
アメリカ不動産投資をしている人なら普通に知っていることですが、経済危機が来ると大抵一番やられる州はフロリダです。
今回は少し特殊かもしれませんが、最も影響を受けている場所の上位にランクインしています。
フロリダは経済が上向きになると、気候が良く美しいビーチがあるので、不動産はすぐバブルになります。
しかし産業がほとんどなく、サービス業くらいしかありません。つまり、低所得層が多いわけです。
あと、フロリダ州は一般的に言って固定資産税が高めです。
つまり、ここで賃貸経営をするということは、景気後退時にはテナントトラブル、高い固定資産税、空室率という三重苦に悩まされることになりかねません。
特に、バブルの時に融資を引いて買った人の多くは廃業に追い込まれるということが、先回のリーマンショックの時にも起こりました。
今回はもっと悲惨なことになると思います。
あとは今回はテキサスもかなり打撃を受けています。
こちらもシェールでパブっていましたが、ついにそれも終わりを迎えました。
下の表はコロナウイルスで最も影響を受ける業種が集まっていると都市リストです。
上位にはテキサスの都市が並んでいます。
どう見てもバブルなのは見ていて明らかでしたが、原油安でシェール企業の倒産が今後、相次ぎそうなので、大きく下げると思われます。
値段があがるとか、融資をセットするとか、減価償却が取れるとかといった理由で買った投資家は軒並み苦しむことになりそうですね。
アメリカ不動産は安く買わないと意味がありません。
今後のアメリカ経済から目が離せませんね。