数年前になりますが、私がやられたのにいわゆる融資詐欺というモノがありました。
直後は気分が悪く、自己嫌悪だったので、ブログネタにする気も起こりませんでしたが、もう時間も経ち、傷も言えたので皆さんの参考になればと思い、自らの失敗談を公開します。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、海外では融資をアレンジするブローカー的な存在がいます。
いわゆるBG(Bank Gurantee)とかSBLC(Standby Letter of Credit)と呼ばれるものです。
ご存じない方は以下のページをご覧いただければと思います。いわゆる海外でそこまで厳しい審査を経ずに多額の資金調達ができるというスキームのことです。
私がやられたのは、実在するスキームに似せた詐欺でした。
日産のゴーン元会長が中東の知人ジュファリ氏と共謀したスキーム解説
私がやられたのは香港の金融会社でした。一応、香港の金融ライセンスを持ち、融資のアレンジを専門にしているので、大丈夫だと思ったのですがそうではありませんでした。
ドューデリとして、香港政府の免許登録も確認し、社長の身分証明書も確認したうえでの取引でした。
流れとしては簡単で、特に怪しいところもないように感じたのですが、それは間違いでした。
まずはプロジェクトの概要を提出し、融資の可否の判断のための審査料の支払い、審査が通れば、融資にかける保険料の支払い、そして融資の実行という淡々な流れでした。
申込みをすると、まずは可能性を審査するから審査料として5000ドルを支払ってくださいというので、それを支払いました。
この時に気づくべきだったのですが、その判断に甘さがやられる原因でした。
と言っても、騙す方が悪いのですが、、、、
明日に続きます。