残念ながら日本では投資について体系的にきちんと教えてくれる人というのはほとんどいないため、自分で勉強し、そして経験を通して少しずつ成功率を高めていくしか方法はありません。
とは言え、毎回毎回、失敗ばかり繰り返しているわけにはいかないため、他人の犯した間違いから学ぶのが時間の面でも、費用の面でも効率的です。
実際に投資で失敗して、人生や家庭がめちゃめちゃになった人と会うと、頭では分かっていても、現実をまざまざと見せつけられます。
老後の資金全てを失った人、サラ金で借りた金を投資につぎ込んでしまった人、家庭が崩壊した人、などなど悲惨な話はたくさんあります。
失敗して大変だな、と思うだけでなくなぜ失敗したのか、どこが間違っていたのか、分析する癖をつけると、同じ轍を踏まないようにする助けになります。投資で失敗した人たちからの話というのはも、お金では買えないくらい価値があります。生きた教科書とでもいうべきものです。
例えば、一つの案件に全財産をつぎ込むとか、お金がないのにリスクを取りすぎたとか、甘い話を信じて、中身を調べなかったとか、法律面で全くの無知であったとか、初歩的なミスを繰り返している場合が多いものなのです。そしてその失敗の結果がどうなるのかまで教えてくれるのです。
決める前に投資に詳しい知人に少し相談したり、弁護士にお金を払ってアドバイスを求めるだけで、結果は大きく異なっていたかもしれません。
私もこれまでにいろいろと失敗を繰り返しては来ましたが、まだまだ精度が甘いと感じるところが多々あるので、日々勉強を続けていきたいと思います。
今週はそんな話ばかりを聞いたので、余計に考えさせられてしまいました。