マーケットというのは永遠に落ち込むことはなく、また永遠に上がり続けることもありません。いつもサイクルを繰り返すということを覚えておければ、一喜一憂せずに長期で投資できるようになります。
数年前、アメリカがロシアに経済制裁を課した時、ロシアの通貨、ルーブルは急落し、金利は急上昇、そして不動産価格は下落しました。
一時、金利は10%を上回り、ほんの一瞬だけでしたが、18%にまで達しました。私は13%で定期預金を始め、不動産を買い始めました。
その時は、不動産は誰も買えないマーケットで、買い手市場で、かなり良い条件で仕込め、そのあとは細かなトラブルがありながらも、運用していました。
少し前にデベロッパーのセールスに聞いたところ、今はかなり売れているようで、近頃は外国人の投資家も増えているとのこと。
もう少し時間はかかると思いましたが、反転するのは意外と早かったですね。
報道によれば、モスクワの不動産は価格上昇の世界ランキングに入りました。
年間に8.9%上昇しており、世界ランキング6位だそうです。
失業率が低く、供給が需要を上回っているため、かなりの強気市場になりつつあるようです。
この感じですと、今しばらくは買い時が続きそうです。
Moscow Real Estate Prices Among World’s Fastest-Growing
マーケットは上下を繰り返しているので、落ち込んだ時に買い、上がった時に売ることさえできれば、利益は出ます。
特に不動産の場合、それをするのはそれほど難しくありません。
落ち込んでだれも買わない時に参入できれば、ほぼ間違いなく儲かると思います。