投資の世界の話の90%以上はポジショントーク、ウソあるいは詐欺です。
いわゆる専門家たちのポジショントークやウソの情報に騙されて、多くの人が大金を仮想通貨につぎ込んでいます。
急落するたびに、仮想通貨を押し目買いすることやガチホすることを勧める人がいたり、新しいICOに投資させようと、人を洗脳しようとする詐欺師たちが多くいます。
面白いので、一つのところに登録してみたところ、なかなか面白いアプローチをしていました。
「動画を必ず三回はみてくれ(つまり刷り込み)」、とか、
「必ずあなたを億万長者にします」とか、
「僕はあなたの同志です」とか、かなり臭い言葉を連発して、初心者を洗脳して、仮想通貨を買わせようというスキームなのでしょう。
話は変わりますが、先日はある銀行に行ったところ、「海外投資」を勧められました。
日本の財政はかなり危なく、国家破綻から「資産を守る」には海外投資しかないそうです。
そこで出てきたのは、それは高配当を謳う毎月分配型の投資信託でした。ハイイールド ボンド、つまり中身はジャンクボンドで、ハイリスクハイリターン型の投資信託でした。
つまり、高利回りで一見儲かりそうなのですが、中にはゴミしか入っていないという代物です。
投資の経験もなければ、ファイナンスの知識もない人ならば、専門家が勧めるなら、『よい投資に違いない』と思うと思うのです。
ただ、日本の国家破綻のリスクより、このファンドの破たんリスクの方が高いことだけは間違いなさそうです。
こんな投資信託を誰彼構わなく、ハイリスクの投資信託を勧めるのは、他人の無知に付け込んで、ごみを売りつけ、手数料を稼ぐという、見上げたモラルをもつ会社だということしか、感じませんでした。
いろいろな情報が溢れているので、惑わされがちですが、変な案件ばかりなので、最近は嫌気がさしてきています。
これは強調して書きますが、資産運用で成功したければ、「人が熱心に勧誘するウマそうな話はすべて無視する」ことです。
少しでもよくわからない場合は、投資せずに銀行預金で持っていた方がはるかに安全です。
日本人はリスクに対して、防備するという観念があまりありません。国家破産のリスクを考えすぎて、騙されるリスクを感がいない人はたくさんいます。そして合理性を重要視しない人も投資の世界に多くいます。仮想通貨1つを取ってみても、確かに儲かった人もいるにしても、損をしている人がはるかに多いのが事実だと思います
投資の世界では、感情で動く人は最初にカモと呼ばれ、真っ先に犠牲になります。そしてこの世界は弱肉強食の世界で、騙されても誰も助けてもくれません。
こんなことを書いたところで、日本人の投資は変わらないでしょうが、自分の親しい人たちだけでも、変えられればと願っています。