危うく詐欺に引っかかるところでした。
これまでは自分には関係ない、と思っていましたが、実際にやられるとなかなか見破れないということが今回、身にしみてわかりました。
還付金詐欺とかではなく、私の場合は融資詐欺でした。
そもそも話を持ってきたのは、海外の大きな会計事務所の所長でした。
その国の金融関係省庁の仕事をしているような、かなり有名な方です。その方から融資の話をもらい、取り組んでいました。融資はその方ではなく、その方の知り合いの金融関係の方だというので、その方を通じて融資を申し込む方向で進めていました。
ただ疑問に感じることや不明な点がが多々あり、説明を聞いてもしっくりこなかったことと、融資は絶対確実で、もうその会社とのファイナンスの契約がある、そして融資に先立ってお金を支払ってほしい、そしてその契約金はファイナンスの会社に支払うというので、これはドューデリをしなければいけないと思い、調査をすることにしました。
契約があるなら契約書を見せてほしいとしつこく言うと、しぶしぶ数ページだけはくれたので、それをもとにファイナンスの会社と連絡を取り、そのような契約の事実あるのか、この人にお金を払っても構わないのか、という点を確認しました。
すると驚いたことに、この会社の人はこの人は詐欺師で、会社のレターヘッドを偽造している、融資の契約は存在しないということでした。
恐らくですが、この人は会計事務所の所長もだましていて、融資は実行可能だと説明していたと思われます。
私は社会的に立場のある金融関係の人から来た話だったので、すっかり信用していて、お金を支払う一歩手前だったのですが、調べてみると、思わぬ事実が発覚するものです。危ないところでした。
ただ悪いことばかりではなく、いい話もあって、この件で問い合わせをしていたファイナンスの会社の社長が直接、融資の申請を取り扱ってくれるというので、そのままお願いすることにしました。
久々にひやっとした経験でした。