このグラフはアメリカのものですが、独身男性と独身女性が不動産を購入した後、どれくらいの利益が出たかについての調査結果です。
これによると、両方とも儲かっているものの、独身男性が購入した不動産の方が、多くの利益を出す傾向にあるようです。
これには複合的な要素が関係しているために、はっきりとは言えないようですが、理由の一つとしては男性と女性の所得の格差が、そのまま購入する不動産の価格とエリア選定に直結する傾向があり、その違いが利益率に直結すると考えられています。
アメリカでは、州にもよりますが女性は男性に比べ、犯罪者が多いエリアで不動産を購入する傾向が強いものの、その反面、環境リスクには男性よりも敏感で、水、空気が汚染されていると考えられる場所では不動産を購入しない傾向が強いそうです。例えば、工場跡地の開発物件は購入したがらないということになります。
性別の違いによる価値観の違いが、そのまま不動産の選択で現れたということになると思います。
日本だと不動産投資をしているのは、圧倒的に男性の割合が高いと思います。
女性が不動産に求めているのは、安全に快適に住めることであって、反対に男性はもっと不動産の潜在的な価値や自分が不動産を保有しているといった満足感、そして希望や夢に注目する人が多いような気がします。