急速に崩壊を続けているアメリカの不動産市場ですが、最新のニュースではアメリカ人の半数が住宅の支払いに苦労しているというデータが出ました。
49%の人が支払いをするために持ち物を売り払ったり残業を増やしたりしています。
22%は支払いをするために食事を抜いているというデータもあります。
支払いをするために借金をする人も多いようですが、かなり限界に来ていることだけは間違いありません。
全米で不動産の在庫が急増中で、売りに出す人が急増している様子が伺えます。
今後の不動産の動向ですが、アメリカでは経済が減速すると都心部が荒廃する傾向があります。
今後の動向に大きく関係すると思われる動きが進展しています。
特に今は民主党の地盤となっている都市では荒廃が進んでいますが、これに関連してゼロヘッジに興味深い記事が出ました。
「大都市で最初に完全に崩壊するのはどこか? ロサンゼルス、シカゴ、それともニューヨーク?」という題です。
Which Major City Will Completely Collapse First – Los Angeles, Chicago, Or New York City?
この記事によると我々は本格的な社会崩壊の初期段階にあり、日に日に事態は悪化に向かっています。
特にロサンゼルス、シカゴ、ニューヨークの三都市は崩壊が顕著のようですが、それぞれ深刻な問題を抱えています。
移民流入、治安悪化と人口流出の三重苦です。
下の動画はロサンゼルスのダウンタウンの様子ですが、ビジネスが町を去り、不動産開発業者も工事をストップし放棄した様子が見て取れます。
ロサンゼルスが荒廃している理由は間違いなく、窃盗を合法化した州政府に原因があります。
$949以下の窃盗であれば、合法であるため治安は悪化し、ビジネスは消えています。
ロサンゼルスは悲惨ですが、ニューヨークはもっと悪いという意見が多いようです。
ニューヨークでは"窃盗経済"が4400億ドルに達していると見られて、毎日9万件の窃盗が起こっています。
調査によるとNY住人の37%は引っ越しを検討しており、その数は700万人にも上ります。
人々がNYを去りたいと考える理由の一つは、犯罪の急増だけでなくネズミの急増もあります。
シカゴも治安の悪化とネズミの急増に悩まされています。
結局のところアメリカの大都市はどこも同様の問題を抱えており、とりわけ三都市は問題がとびぬけて状況が悪化としています。
結論としては、いずれの都市も治安の悪化は避けられないということです。
過去の経緯を振り返ると、経済の崩壊が深刻化すると、最悪の場合には都心からは人口とビジネスが流出していき、最悪期にはゴーストタウンに向かいます。
もちろんすべての都市がそうなるわけではありませんし、どの時点で好転するのかは分かりませんが、ゴーストタウン化する方向性は間違いありません。
大抵の場合、大企業の倒産といった大事件を契機として崩壊が一気に進行します。
グローバリストは資産強奪のために、治安と経済を意図的に悪化させているのでしょう。
リスクはあるでしょうが、ゴーストタウン化に向かうタイミングは一世一代の大チャンスとなることは間違いないと思います。