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アメリカ政府のデフォルトは現実に起こりうるのか、、?

事態が行き詰ってくると最後にはつじつまが合わない点が露呈してきます。

 

1/11から1週間という短期間に、コメックスで10億ドル分の金の現物が購入されました。(1300億円)

関わったのはシティバンクのようですが、巷のうわさでは日銀の動向が関係していると言われています。

今年に入りシティグループを始めとする複数の金融機関は日銀はもうもたないと見ていて、今行っている巨額の資金投入によるYCC(イールドカーブコントロール)をやめると想定しています。

シティはすぐにでもやめると考えているのに対し、他の銀行は第二四半期までには限界に来ると推測しています。

今月はまだ終わっていませんが、これまでに0.5%の金利を死守するためだけに日銀は日本のGDPの10%に相当する額を投入しています。

 

日銀がYYCをやめると、即座に国債価格の暴落と金利の急騰、そして大量に国債を保有する年金基金やヘッジファンドに巨額の損失が発生します。

他国の中央銀行もそうですが、日銀も巨額の損失を出しており方針転換に追い込まれる時が、金融システムの終わりとなるのかもしれません。

シティバンクは金融崩壊に備えているのか、それとも金価格の暴騰に欠けているのか、それともほかの理由があるのかは分かりません。

ですが過去にもそうであった通り、偽物の通貨をお金であるとする金融システムの最後に息の根を止めるのは金であることは間違いないと思います。(銀の可能性もあります。)

金の現物の動きで見れば、何かが起ころうとしていることは明らかです。

 

同じタイミングで、興味深いことに主流メディアからこんなニュースが出でいます。

「アメリカが債務の壁に突き当たり、またドルの購買力が低下するため、金と銀の高騰が予測される」という記事です。

一般人が貴金属に殺到するのを是が非でも防ぎたいと考えているはずなのに、こうした報道がされること自体かなりいれいです。

シティグループはこちらの動向も気にしているに違いありません。

この記事によると、アメリカ政府が破綻に近づいていることは明白であり、そうなれば米ドルの信頼は地に落ちると明言しています。かなり大胆な発言ですね。

Gold and silver boom predicted as US hits debt ceiling, dollar devalues

 

デフォルトの可能性が高いと考えているイエレン財務長官は、死に物狂いのようでどうやら"奥の手"を使うことをFRBに打診したようですが、断られたようです。

それは前にも浮上しては消えていった案で1兆ドルプラチナコインなるものを発行し、それで借金を支払うという案です。

かなり馬鹿馬鹿しいアイディアですが、それ以外に代替案がないところに苦境の深刻さが表れています。

FRBの密告者と言われる記者は、

FRBはコインを(支払い手段として)受け入れるよう要求されているわけではない。

どうするのかはアメリカ政府次第だ、としています。

これは言い換えれば、財務省が1兆ドルコインなるものを発行したとしても、買い手は見つからないので借金のカタにFRBに押し付けようというアイディアに基づいています。

しかしそもそもの話ですが、1兆ドルコインを買える金融機関が仮にあったとしても、コインに魅力はありません。価格が高すぎることに加え金利が発生しないからです。であればコインではなく米国債を買うのが自然だと考えられるからです。

これも仮の話ですが、財務省が交渉してコインを債務のカタとして受け入れてもらうためには、金利を払わなければならず、結局はアメリカ国民に対して税金を徴収するということになりそうです。

ちなみに現在の価格で1兆ドルでプラチナを購入すると、31000トンになるそうです。

無価値な紙幣を発行しまくっているFRBが、それに対する対価としてコインを受け付けないというのは皮肉な話ですね。

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