トランプ政権の発足が年明けに控える中、金融面では激しい動きが続いています。
イーロンマスクが率いるDOGE(政府効率化省)の目的が、少しずつ明るみに出できました。
金融機関への規制緩和を急速に進めているわけですが、その中にFDICの廃止が盛り込まれていることが判明しました。
FDICは預金保険機構のことで現在でも預金の5%ほどしか保証する余力がないといわれていますが、この完全撤廃を視野に入れています。
それだけでなくCFPB(消費者金融保護局)の廃止も案として浮上しています。
預金者と消費者のセーフティネットを"効率化"したいようです。
FDICの廃止とセットになっているのは金融機関の規制緩和ですが、これは顧客の預金を使って好きなようにギャンブルをしても構わないということです。
また保険はなくなりますが、金融機関としては損失は納税者により補填されるので問題はないということのようです。
顧客に対してハイリスクの金融所品を販売することに関する規制もなくなります、
金融機関といえば、BTCを買いまくっている最中で、中央銀行までもがBTCを大量購入しています。
金融機関のBTC購入資金となるのは、顧客の預金です。
そしてそれでも資金が足りないため、アメリカ政府が保有する金を売却してその資金をBTC購入に充てるべきだという意見が次々と浮上しています。
アメリカの連邦政府だけでなく州単位でもBTCを戦略備蓄に加える動きが続いていますが、年金基金が原資となるようです。
アメリカのこの動きに追随する国は多いと思いますし、普通の銀行が顧客に暗号通貨を販売し始めるのもすぐだと思います。
これまでは暗号通貨などとは無縁の生活をしていた人たちも、否応なしに新たな環境に追い込まれていくことになります。
ただ日本では暗号通貨の税金が100%を超えることが報道され始めています。日本人には暗号通貨を買ってほしくないのでしょうね。
先ほどFRBは利下げに踏み切り、来年以降の利下げも示唆しました。
しれっとインフレターゲットは2%から3%に引き上げており、債務をインフレで帳消しにする算段であることを示しました。
これで金利は4.25%となったわけですが、現在の米国債金利は4.453%なのでこれを下回ったことになります。
かなりまずい状況株式の大暴落は防げないかもしれません。今晩からFRBの巨額買いオペが始まるのではないかと思います。
通貨の購買力の破壊と次のシステムの導入は着々と進行していることを知っておくべきです。
ちなみにDOGEの目的ですが、本当に効率化が目的だと思いますか?彼らが暗号通貨とAIを推進していることを考えれば、おのずと最終目的地が見えてくるはずです。
計画が成功すれば監視社会の到来、失敗すれば無政府状態の到来となります。
システムが崩壊するまでは貴金属と暗号通貨に資産を変えつづけ、崩壊後は今度は不動産に換えていく必要があります。
先日も書きましたが、暗号通貨を買うことはサバイバルの問題ですが、崩壊後は対象が不動産に代わります。
不動産投資になじみがない人は今から不動産について学ぶ必要がありますが、これまでの不動産投資の常識は時代遅れとなります。
というのはレバレッジを利かせている投資家は軒並みやられますし、特に商業不動産は悲惨なことになります。
そうした中では、不動産管理とリスクヘッジに特化した不動産投資の手法を学ぶ必要があると思います。
以前から書いていますが資産強奪計画の中心はファイブアイズ加盟国ですが、アメリカはその中心地になります。
数日前のデータによると、69%のアメリカ人家庭は緊急時のための資金は$1000以下です。
また34%のアメリカ人の貯金は$0です。
しかし、クレジットカードローンの支払いやオートローンの未払いは増え続けています。
何か小さな事故が起これば、家族もろとも路頭に迷うぎりぎりの生活を強いられています。
現在の経済システムは最終盤に差し掛かっていますが、中央銀行による資産強奪はもう少し続いていくのではないかと思っています。
すでに困窮している人々を締め上げるための作業は極限まで続いていくはずです。
政府や政治家に文句を言ったところで、何も起こりません。
有名なことわざに「ストリートに血が流れている時に買いなさい。たとえ流れているのが自分の血であったとしても」というものがあります。
我々はこの時が来るまで、勉強しつつ今はじっと耐えることが必要なのだと思います。