私の意見では、今の社会が崩壊した後の社会構造はこれまでの物とは全く変わってしまいます。
ですから従来の感覚で物事を捉えていると、時代遅れというかつぎ込んだ努力が完全に無駄になってしまう可能性があります。
例えば、今アメリカではハーバード大学の凋落が報道されています。
この大学に入るためだけに全てを費やすとすれば、何もかもが無駄になってしまう可能性があります。同様の例は他にも多数存在します。
今は価値があっても来年の今頃には価値がゼロになっているものも多くあるはずです。
債務をベースとした通貨の社会から金銀+コモデティ本位制へと移動すると、紙やデジタルの資産の多くはゴミとなってしまいます。
通貨供給量が増やせなくなるのでバブルは発生しなくなります。
また負債がなくなるので、レバレッジを利かせた投資も消えていくことになりモノや資産の価格が下落していくことになります。
ただ価格が下落するとしても、それは価値が下落するという意味にはなりませんが。
そしてドル体制が支えてきたパラダイム(教育・医療・科学・宗教など)も時間の経過とともに崩壊していくことになります。
今後を見据えた上で行動を起こそうとしても、将来の予測はなかなか難しいものです。
しかも今のような時代だと、特に何が起こるのかは誰にも分からないものです。
リスクを避けるためだけに貴金属と仮想通貨を買う人も多いのではないかと思います。あと不動産は社会が崩壊しても一定の価値を保つはずです。
もう少し時間が経つと、いやでもリスクを取って新たな事業に投資しなければ先が見えない時代に入るのだと思います。
ところで今朝も不動産を見ていたところ、アメリカの商業不動産は激安です。いくらなんでも安すぎです。
これはアメリカの中西部の某都市の物件情報ですが、$650となっていました。
家賃ではないかと思い調べましたが、家賃ではなく販売価格がたったの$650です。広さは140平米あるようです。
試しに買ってみても良いくらいの価格です。
あともう一つ面白いのがありました。
デベが開発を始めている案件の一部を切り売りするというものです。
販売価格は$5-$20で、土地のサイズにより異なります。1.2エーカーから10エーカーとなっています。
1エーカー辺り$1-2くらいで購入可能です。
建設計画を断念した後にばら売りしていて、開発のコンドミニアムの部分は売れたようですが、それ以外の部分が売れ残っています。
中規模の都市の中心部にあり、周りには複数の店があるのでニーズはありそうです。
ランドバンキングとしてしばらく寝かしておくと、大化けするような案件かもしれません。
最近はこの手の案件をよく見かけますが、賃貸にできない物件は購入後にマイナスのキャッシュフローが発生しますので急がずに調べたいものです。