アメリカ不動産情報

意図的に破壊される意識高い系(Woke)都市の不動産

しばらく前からアメリカでよく使われている言葉に"Woke"というものがあります。

文字通りには「目覚めている/悟っている」という意味なのですが、意識高い系の人たちのことで何かにつけ「差別だ」という主張を繰り返すような人々の事です。

最近ではBLMやLGBTQなどが代表格として知られています。

知っておきたい英語のスラング “woke” ってどういう意味?

 

アメリカでは民主党の地盤として知られている州では特にこの傾向が顕著で、不動産価格が急落しています。

代表格はカリフォルニアとニューヨークです。

 

数日前のロバートキヨサキはこんなことをツイートしていました。

「歴史上最大の不動産バブル崩壊が来ました。

2008年は大きな経済危機でしたが、2023年と比較すると2008年は何でもなかったことに気づくでしょう。

2019年にサンフランシスコのオフィスビルは過熱していましたが、2023年に同じ建物は70%も価値を失いました。

意識高い系の人たち(Woke)が住む都市では、オフィスビルをどのようにするつもりなのでしょうか? ホームレスシェルターになるのでしょう。

金と銀、そしてビットコインを買ってください。」

ロバートキヨサキは、2019年には300万ドルだったビルがたったの60万ドルで売られたという報道のことを語っていたのだと思います。

不動産なので、当然ながら下がっているのはこの建物一つの事だけではなく、一帯の不動産価格が暴落していることを示すものだと言えます。

これまでのアメリカでは、不動産市場の崩壊は景気後退とハイリスクのローンの組み合わせて起こるのが普通でした。

2008年の時は忍者ローンと呼ばれる借主が不明で、犬の名前を申込書に書いてもローンが下りたという話があるほどです。

しかし今はこれらの要素に加え、Wokeによる人為的な破壊が、不動産価格を強烈に押し下げています。

 

カリフォルニアではしばらく前から万引きが合法化されています。$950以下であれば盗んでも起訴されることはありません。

堂々と盗んで、転売する人が続出していますし、損失を恐れた企業が次々と撤退したり廃業に追い込まれています。

カリフォルニアでは先月末に新たな法案が成立し、万引きがより一層やりやすくなりました。

万引きをする人を店員が呼び止めたり、静止したりすることが違法となりました。

California Advances Bill To Help Shoplifters Steal

 

最新のデータによるとサンフランシスコの不動産は3か月で15%下落しています。

カリフォルニアの都市により差はありますが、6-15%程度の下落率です。

 

ニューヨークでも事情は似たようなものです。

こちらでは違法移民に対し手厚いサポートを提供することで、破壊しようとしているようです。

これまでには無料で医療の提供する方針であることが報道されています。

住宅難であり、人々はローンや家賃を苦労しながら支払っている中で、不法移民に対して家賃無料の住宅を提供する計画であることが報じられています。

こうした方針もあり不法移民たちがニューヨーク流入しています。

当然ですが、ニューヨークから撤退する企業が相次いでおり、賃貸契約が切れるの待って退去する企業も多数あります。

当然ですが去っていくのは企業だけではありません。人々も他州へ移動しています。

サンフランシスコでは住民の18%が州外への移動を考えているようです。

カリフォルニアもニューヨークも不動産価値が高い場所で有名ですが、今のところは投資対象としては最悪と言わざるを得ません。

将来的に状況が変わるのであれば、良いのかもしれませんが、今回のバブル崩壊により最も打撃を受ける場所になることは間違いなさそうです。

 

ロバートキヨサキはサンフランシスコのオフィスビルがホームレスシェルターになると言った後に、金と銀とビットコインを買うように勧めています。

彼の真意は分かりませんが、カリフォルニアの不動産に投資する代わりに貴金属を買うべきだと言いたかったのかもしれません。

あるいは今貴金属とビットコインを買っておけば、後から良いタイミングが来る時にサンフランシスコの不動産を買えると言いたかったのかもしれません。

-アメリカ不動産情報
-, , , , , , ,

© 2024 歴史上最大の経済危機を切り抜けよう!