アメリカの一部の州でゴールドバックスが発行されています。(バックというのはドルのこと)
本物の金の裏付けがあるとされるドルの事で、ホームページでは使用可能な会社の一例が掲載されています。
裏付けがなく購買力がダダ下がりの米ドルとは異なり、本物の金の裏付けを持つ代替通貨ということで注目が集まりつつあります。
現在ではユタ州、ネバダ州、ニューハンプシャー州、サウスダコタ州、ワイオミング州で使用可能とされています。
調べてみると、多数の会社や商店が加盟しており支払いに可能となっています。
あるYouTuberが使用できるとされている複数の店に電話をかけて、支払い手段として使えるかを確認しました。
全ての店に確認したわけではないのですが、結論としては以下のようなものでした。
支払い手段として使えるか確認したところ、ゴールドバックの存在をよく知らなかったか、知っていても受け取りたくはないという回答がほとんどでした。
ゴールドバックのホームページによると、店側が登録申請をすることになっているので、使えないというのはおかしな話です。
コインショップに買取を持ちかけると、買取価格にばらつきはあるもののほとんどのショップで買取は可能でした。
現時点としての結論は、ドルの代わりの通貨として使用することは難しい。
しかし買取は可能なので、金の代替品と考えることは可能というものでした。
ただコインショップでの買取と考えると、別のゴールドバックを買わなくても本物のコインを買えばいい話だと思います。
ゴールドバックは美しいデザインなので、デザイン的に価値があると考える人には良いと思いますが、それ以外の意味はなさそうです。
ただハイパーインフレが起こり、ドルが使えなくなる時には広く使えるようになるのかもしれませんね。
時々、コインを買うとお試しでゴールドバックスをくれる店がありますが、わざわざお金を払ってまで買うメリットはなさそうです。