ついにエプスタインのクライアントリストが公開されました。
一部、身の安全が確保されないとして開示が延期された人もいますが、それ以外の人は先ほど開示されました。
アクセスが殺到しているため、サイトがフリーズしていますが、少しすれば情報が一気に流通することになるはずです。
大混乱の始まりのようです。
海外に移動する時に、貴金属を持って移動するのは難しいものです。
物理的にどうやって運ぶのかという問題もありますが、税関での申告という問題もあります。
これは国によって異なりますので、移動前に税関に問い合わせをしておく方が無難だと思います。
担当官が正確な知識を持っていないがために、コインと地銀の違いを知らずに課税されてしまうかもしれません。
これは国によっても異なりますが、欧米諸国では入国の際に持ち込む金額が決まっています。
例えば、米ドル10000を超える現金については申告が必要とする場合が多いわけですが、現金という言葉に関しても定義がなされています。
これはアメリカの場合ですが、お金とはアメリカや海外で流通しているコイン、通貨、トラベラーズチェック、マネーオーダーなどと定義しています。
EUの場合は、紙幣やコイン(すでに流通していないが銀行で交換可能な通貨=法定通貨)
金含有率が90%以上のコインが含まれています。
ニュージーランドはコインがお金であるとしていますが、説明としては法定通貨であることが条件となっています。
国によって基準は異なりますので、事前に持ち込もうとしている貴金属がどのカテゴリーに該当するのかが大切です。
ですが基本的には法定通貨であるコインであれば、額面価格で持ち込めるか申告の必要すらないケースがあるわけです。
イーグル銀コインであれば、$1として扱われるわけです。これは銀価格が高騰しても変わりありません。
アメリカンイーグルコインについては、鋳造所のホームページ内で「全てのアメリカンイーグルコインは法定通貨である」と説明されています。
「額面の額は象徴的なものであるが、アメリカ合衆国の正式な硬貨である」としています。
イギリスロイヤルミントも同様の説明をしています。
オーストリアのフィルハーモニーコインもオーストリアの法定通貨となっています。
これに関してはアメリカに持ち込む際の税金の取り扱いに関しての問い合わせがあり、法定通貨であるため無税とされています。
RE: The tariff classification of the 2011 Austrian Philharmonic Bullion Coin from Austria.
これ以外ではパースミントのカンガルーコインも法定通貨ですし、南アフリカのクルーガーランドコインも法定通貨となっています。
ですから海外にコインを持ち出す時は法定通貨となっているコインにすることは大切です。
そう考えると買う時にも注意が必要ということになります。
個人的にはあまり好きではありませんがクルーガーランドは安いですし、フィルハーモニーも比較的低価格です。
可能であれば、事前に税関に問い合わせをしておくこと、そして法定通貨であることを証明する書類を念のために持っておくと良いかもしれません。
ネット上で見かける例としては、コインを持ち込む人がほとんどいないため、法律に通じていない職員が対応して課税しようとする例があったり、上司に聞きに行ったものの上司も回答を知らず、調べるのに時間がかかるという例が散見されます。
通関で問題を避けたければ、あらかじめこちらで準備しておくと良いかもしれませんね。
くれぐれも無申告で持ち込むことがないようにしたいものです。
日本は違いますが、外国だと見つかると没収されるケースもあるようです。