昨日からBRICSサミットが開催されていますので、激動の週となりそうです。
8/24までの予定で開催されますが、以下は要旨になります。
40か国の首脳が参加しています。
加盟国希望国が承認され、BRICSは拡大します。
ペトロダラーの破壊が行われます。
そして金本位制の通貨がリリースされる見通しです。
プーチン大統領は新たな世界秩序における指導者として舞台の中心に立つことになると考えられています。
すべてがうまくいけば、国連、IMF、世界銀行とG7は破壊されることになります。
以下はここ数日間の動きです。
昨日、プーチン大統領は「脱米ドルの動きは不可逆であり、BRICSは世界の大多数を包含しG７より強力になる」としたスピーチを行いました。
習近平主席とブラジルのルラ大統領はBRICSの拡大を望んでいると明言し、今回のサミットで複数の国家の加入が認められることを示唆しました。
アルゼンチンとインドネシアの加入は認められる見通しであることが判明しています。サウジアラビアはどうでしょうか?
ブラジルの大統領は基軸通貨のリリースに意欲を見せました。
BRICS開発銀行は巨額融資を行う方向性で、加盟希望国がドルベースの負債の返済を進めることによる脱アメリカと脱米ドルを加速させることも報じられています。
詳しくは分かりませんが、加盟希望国の中には自国通貨が弱いため、米ドルが普通に流通している国もあるはずです。
国際取引だけでなく国内の通貨も大きく変わることを示唆する内容です。
習金平は「中国と南アフリカは覇権を握ることを恐れるべきではなく、発展途上国に対する影響力を高めるために共動すべきである」と発言しています。
ブラジルのルラ大統領は以下のように述べています。
「我々はこれまで地球上の貧しい国々として、あるいはあたかも存在しないかのように扱われてきた。
また我々はこれまでには二流品のような扱いを受けてきた。しかし突然我々は重要な国家であることを気付いたのだ」と発言しました。
BRICSサミットに先立ち、BRICS開発銀行は南アフリカランド債とインドルビー債の発行を行うことを公表しています。
そして中国の仲介でイランとサウジアラビアの国交回復が行われ、他の中東諸国の関係改善が行われると中国は発表しています。
サウジはBRICSへの加盟を希望していますし、中東諸国も続々と加盟する方向性なのでしょう。
すでにBRICSは世界の主流の動きとなりつつあります。
アメリカでも動きがあり、金融崩壊が急速に進んでいます。
昨日、格付け会社のS&Pは8つの金融機関を格下げしました。破綻が近いということのようです。
昨年に700近い金融機関がFRBに支援を要請したので、今起こっているのはまだまだ序の口です。
数日前にFTXとの関連があったファーミントン銀行が突然、閉鎖を命じられました。
そして全米第三位のウェルズファーゴが支店の大量閉鎖を決めています。
大手証券会社のチャールズシュワブは経営難のため、大量解雇と支店閉鎖を決めたことも報じられています。
これからの時期はサイバー攻撃による突然の閉鎖には要注意です。
脱米ドルの動きにより、金融不安の深刻化とインフレが進行するということを我々は知っておくべきです。
ジョージア州で告訴されているトランプ大統領は、木曜日に「逮捕されるために」出頭するとしています。
そして「明日の夜は非常に忙しい、皆さん楽しんで」という意味深なメッセージも残しています。
本当に逮捕されるのでしょうか? どんな手を使ったとしても逮捕はされないのではないかと思います。
いずれにしても今週は実に激しい一週間となりそうです。
