銀の現物は希少であることは、過去に何度も書いています。
ここ最近は現物不足がかなり深刻化しています。
特に米国鋳造所のコインは生産数が少ないのに対し、需要が急増しているため価格が高騰しています。
特にアメリカンイーグルとジャンクシルバーが高騰しています。
先日、某コインディーラーがスポット価格に$12をブラスした価格が買い取るという話をしていましたが、これは今ではごく普通のようです。
下は大手ディーラーがイーグルコインの買い取りをするという広告ですが、スポット価格に$10をプラスした価格で買い取るとしています。
ちなみに今の販売価格は$39-$40くらいのようで、スポット価格の約2倍で販売されています。
こちらも高額買取をしています。
銀の現物不足はコメックスでも深刻化しています。
コメックスでは貴金属の投資にいくつかのクラスがあります。
ひとつは"登録済みカテゴリー"(現物の所有券の移転が済んでいるカテゴリー)と"引き出し可能カテゴリー"(現物の引き出しは可能だか、所有権の移転が済んでいないカテゴりー)があります。
これは以前から言われていたことですが、引き出し可能カテゴリーには現物が不足していて、契約の50%をはるかに下回る現物しか存在しないことが報道されました。
要するに銀ETFを購入している人のうちの大半が、現物を受け取れなくなることを意味しています。
これはあくまでも"公式のデータ"に基づく報道となりますが、実態はもっと悪いのではないかと思います。
COMEX Deliverable Silver Far Less Than Imagined As 50% Of "Eligible" Is Not Available
今となっては海外でもコインはかなりの品薄となっているか、あるいは価格が高騰しています。
個人的にはスポット価格が$20なのに、$40支払ってアメリカンイーグルを買うのはどうかと思っています。
海外から銀の輸入代行を依頼されることも多いのですが、これからの時期は5-10オンスのバーを買う方がよさそうです。
つまるところ支払う金額に対し、どれだけの量の銀を手に入れられるかを考えるべきで、プレミアムに高額を支払うのはあまり意味がないと思います。
ところで少し前の写真ですが、ロシアは金だけでなく銀の現物も備蓄しています。
世界中の通貨がただのポンジー詐欺であることが判明しつつありますが、完全に崩壊する時に銀は完全に入手不可能なものとなっていると思われます。
ロシアのグローバリストたちに対する戦いの兵器の一つは本物のお金です。
銀の現物はその一つであるということを知っているだけで、今何をすべきなのかが分かると思います。
最後に一つだけ。
昨日、エズラーコーエンが警告を出しました。
デフコン3とのことで、何らかの攻撃があるようですが、1度の攻撃で17の都市がやられる可能性を指摘しています。
これはしばらく前にも彼が警告していた避難警告と関係していると思われます。
何が起こるのか、そして本当に起こるのかどうかも分かりませんが、念のため書いておきます。