私の認識があっていればという話ではありますが、世界通貨を巡る争いが激化しているようです。
ドル体制を延命させたいFRB支持派とIMF、さらにはBISが主導圏争いをしているようです。
まずは最新の話から。
少し前にBIS(国際決済銀行)が"プロジェクト アイスブレーカー(砕氷船)"なるものを発表しました。
すでにイスラエル、スウェーデンとノルウェー中銀間での実験が完了し、実用段階になったようです。
BISの説明によると、プロジェクト アイスブレーカーは国際的な支払いシステムのことで、現在のSWIFTに取って代わるものとしています。
世界中の金融機関をつなぐ国際的な決済システムつまりCBDCのことで、中身はどうやらXRPのようです。
BISが中心となり、ロシアを除く国家間取引を仲裁するのが役割です。
しかしIMFは必ずしもこれに同調していないようです。
というのはかなり前から次なる世界通貨はSDRにより通貨バスケットになるという構想を推し進めてきたからです。
IMFでデジタル版のSDRのリリースをかなり前から進めてきました。
対立があるようにも見えますが、BISはSDRを利用して最終的にアイスブレーカーを推進すると考える人もいます。
BISはアイスブレーカーの"ハブ"により取引を行うとしていますが、これはXRP、SDRあるいはFEDNOWなのかもしれません。
表面的には対立に見える動きも実は計画の一部なのかもしれません。(FRBは快く思っていないというのは確かだと思いますが、、)
今世界中でそれぞれの国家が独自のCBDC発行に向けての動きを加速させているわけです。
しかし最終的には「世界通貨となるCBDCがあるので、各国は国ごとの通貨を捨てて世界通貨に統一しよう」という動きに向かう予定のようです。
かつてEUが行ったことを世界規模で行う予定です。
上の動画では、各国のCBDCの帳簿がBISに集中することを示唆する説明があります。
通貨を統一した後には、今度は政府を世界的に統一しようという計画なのでしょう。
この動きに快く思わないFRB支持派は、意図的にヨーロッパの金融を破壊しようとしているようです。
金融機関が破壊されればXRPは消えてなくなります。なぜならXRPは金融機関が保有し推奨するデジタル通貨だからです。
今回の金融危機で金融機関は生き残れるのでしょうか? 私にはそうは思えません。
この計画が成功すると思う人はXRPを買うべきだと思いますが、成功後の世界はかなり悲惨なものになります。
個人に対する制裁はもとより、国際取引を行う他国や企業を独自に制裁をすることができます。
同じ仮想通貨を買うにしても、ビットコインやライトコインを買うのとXRPを買うのでは全く結果が異なると思います。
ところでFRBはついに"穏やかな景気後退"に入っていることを認めました。
経済崩壊のスケープゴートをついに見つけたということなのでしょうか?
スイス議会がクレディの救済を否決しましたし、ヨーロッパの責任にするつもりなのかもしれませんね。