ここ最近話題になっている未確認飛行物体(UFO)ですが、政府高官の口から地球外生命体の存在についての発言が聞かれるようになっています。
巷の意見としては、偽物であるとする声が大多数のように思われます。
だとすれば一体何のためにこんなことをしたのかについては、実に様々な推測があります。
どうやらこの計画はかなり昔から存在したようで、あるノーベル賞学者が特定の目的を達成するために提唱していたのです。
この人はポール クルーグマンという方で経済学者です。
この方の理論によると、経済問題を解決するために"偽のエイリアン侵略"をでっちあげるべきだとする、驚愕の理論を2011年に発表しています。
これがノーベル賞を受賞した経済学者の理論だということで、何かの深い考えがあるのかと思うかもしれません。
ちなみにこの方はプリンストン大の教授であると同時にニューヨークタイムズのコラムも執筆しています。
この方の説明を要約すると、人類は"エイリアンの侵略危機"に晒されていることに気付くと、脅威に対抗することが最も重要な懸念となり、結果としてインフレや債務赤字といった問題はそれほど大事な問題ではなくなるそうです。
そして経済問題は18か月で克服することができるはずだとしています。
恐らくその間に何が起こってもすべてを"エイリアン"のせいにできるというのでしょう。
この記事の説明によると、第二次世界大戦によりアメリカが大恐慌から抜け出せたのと同じように、エイリアンの侵略があれば、巨額の金融緩和を行うことになり結果として、経済危機から脱出できるという理論のようです。
要するに金を刷りまくるための"理由"が必要だというケインズ経済学信者のようですね。
この記事の結論としては「ワシントンにはかなり前からエイリアンがいるようなで、この理論はあまり役に立たないように思われる」と述べ、この理論を一蹴しています。
私はこれがノーベル賞経済学者の理論というので、かなりの衝撃を受けました。。
ただ今実際に世界中で怪しい未確認飛行物体の出現が相次いでいるので、今になってこの理論を真面目に実践している可能性を指摘する人たちが出始めています。
Paul Krugman: An Alien Invasion Could Fix the Economy
そもそもの話になりますが、戦争を無理やり起こせば経済が復活するとする理論には大きな問題があります。
これは壊れた窓の誤謬として知られている理論で説明できます。
これはある商店の窓ガラスが壊れてしまったという設定の話です。
店主は窓ガラスを修理するために50ドルを支払い、このお金はガラス屋さんに利益をもたらすものとなります。
しかしガラスが壊れたことで儲かる人がいる反面、損をする人もいます。
ガラスの修理代を支払った店主はお金を使ってしまったため、窓が壊れなければ買うつもりであったスーツを買えなくなり、結果として洋服屋さんにはお金が回らなくなるという話です。
これは壊れたものを治す為に金を使わなければならないという話で、何か新しいものを生み出したわけではないからです。
そして戦争というのは、壊れていないものを壊す行為です。
この方の説明によれば、エイリアン侵略も世界戦争と同じ位置づけのようです。
戦争により一部の人は儲かるかもしれないが、それ以外の人たちは資産と命を無駄にするので全体として経済問題を克服することにはなりません。
本当のところは良く分かりませんが、グローバルエリートの知能レベルを考えるとクルーガン教授の理論を苦し紛れに実践している可能性を否定できません。。
そうであるとすれば、今回のUFO騒動の裏には、ありもしない戦争と危機をでっちあげて巨額の金融緩和をしようとする目論見が隠されているのかもしれません。
これからしばらくの間、UFOとエイリアンに関するニュースを目にすると思いますが、その時にはクルーガン教授のことを思い出してもらえればと思います。