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CBDC導入→現金不足→経済活動が停止

ナイジェリアの金融が崩壊しています。2021年にE-Nairaという名称のCBDC導入を強行しましたが、全く普及していません。

99.5%のナイジェリア人がCBDCの使用を拒否しているようで、現金の使用を続けているようです。

この事態に介入するため、ナイジェリア政府は年末に高額紙幣の使用禁止に踏み切りました。

中央銀行が現金を市場に供給しないため、深刻な現金不足による経済停滞が起こっています。そして銀行で預金引き出しの上限設定をしたため、暴動が発生しています。

支払い手段がなくなってしまったため経済活動が停止する、これはCBDCの行きつく先で、文字通りのキャッシュレス社会です。

当然、これは不況を通り越して大恐慌を引き起こします。

CBDC導入に対する反対が起こっているのは、ナイジェリアだけではありません。ヨーロッパのあちこちで抗議活動が活発化しています。

オランダやイギリスで抗議活動が起こっています。強引に導入したとしても、ナイジェリアと同じことが起こると思います。

イギリスではリップル(XRP)をCBDCとして使用するようです。他国も同じ方向性なのでしょうね。

日本も今年の四月からCBDCの"パイロット実験"を開始するようですが、恐らくこれはパイロットではないでしょうね。

日銀は長期間にわたるポンジー詐欺をやり続け、日銀総裁のなり手がいないくらい行き詰っています。

黒田前総裁は任期前に逃亡し、副総裁たちは軒並み就任を辞退しました。今年中にデジタル円の導入は起こるのでしょうか?

 

結局のところ、政府がどれだけ強引にCBDCを導入したとしても、それで失われた信頼が回復するわけではありません。

人々が自分たちが使っている通貨に価値がなく、それがダメになったのでさらに質の悪いものと取り換えようという試みを信用するわけはないのです。

今はお金と経済という面以外でも、政府に対する信頼は最低レベルです。

これは国家間でも同じことです。信頼感の低下は国家間取引にも影響を与えます。

特に3000兆ドル存在すると言われているデリバティブが吹っ飛んだ後では、国家がどれだけ約束したとしても誰も信じないはずです。

ナイジェリアで起こっているように、貴重な品物をCBDCと引き換えに売りたいとは誰も思わなくなると思います。

これは経済活動とグローバル化を一気に止めるものとなると思います。

 

いったん崩壊が起こると信頼回復のために、現物の裏付けと第三者の不介入の2つが必要とされます。

ここで必要になるのが貴金属現物とブロックチェーンということになるのだとおもいます。

この時には金もそうですが銀の価値は急騰しているはずです。

 

以前にトランプ大統領はメキシコとの国境の壁の建設費用をメキシコ政府が支払うことになると発言したことで、笑われたことがありました。

しかし、銀価格が急騰すると世界最大の銀産出国であるメキシコには、アメリカから不法移民が流入するようになるはずなので、止めるために建設費用を支払うことになるのかもしれません。

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