昨日の話の続きです。
BRICSが金本位制の基軸通貨をリリースすることにより、デリバティブが崩壊する可能性が高いという話を書きました。
この話にはもう一つ、大切な点があります。それは基軸通貨がどうといった話ではありません。
今の世界中のどの国も金融緩和をした結果、インフレを経験しています。
しかし、BRICSが基軸通貨をリリースするということは基軸通貨が二つになることを意味します。
これは言い換えると、つまりとんでもない量の通貨が市場に供給されることを意味します。
今は米ドルを刷りすぎたせいでインフレが起こっているわけですが、競合する別の通貨が登場するということで事実上巨額の金融緩和が行われることになります。
デリバティブの崩壊と同時にハイパーインフレが一気に発生する、つまりエンドゲームということになります。
その時、終わりが来たことを悟った政府は何をするかというと、自ら終止符を打つことになります。
通貨の購買力がまだ少しでも残っているうちに貴金属やコモデティその他のものをできるだけ買い占めようと、ありえない規模の金融緩和を行うことになります。
クリフハイが銀価格の予測の見通しをやや修正したようです。
以前までは金銀比価が1:1になる、つまり金と銀が同じくらいの価格になると予測していました。
金は上がりますが、銀の上昇速度はそれをはるかに上回るもので、最終的には同じになるとしていました。
しかし最新の予測では、金の価格を大幅に超えて金銀比価は10:1くらいになるとしています。
1オンスの銀コインを1枚買うのに、金コインが10枚必要になるということです。
銀が金の10倍程度になるというのは、インフレが予測よりも悪化するということの裏返しなのかもしれません。
そしてこれは私を含めての話ですが、銀に投資している人たちは誰もが想像をしたこともないような利益を手にするということのようです。
今日もいろいろと忙しい日でしたが、少しだけ不動産の視察をすることができました。
少ししたら帰国しますが、秋以降はもっと長期滞在したいと考えています。