日本は通貨危機前夜といった状況です。
日銀としては利上げはしにくいし、かといってこのまま円安が進行すればインフレが一気に加速してしまいます。
どうやら日本政府とアメリカ政府は共同で苦肉の策を打ち出したようです。
今日本は原油をドルで購入しています。
もし円で原油を購入できるようになれば、円安が進行したとしても延命が可能になります。
その意味で、今月のサウジアラビアのムハンマド皇太子の来日は非常に重要です。
サウジが原油取引を円で行うことに合意すれば、一気に円安が進むと思っていた方が良いと思います。
そしてサウジは手に入れた日本円で日本の資産の買い占めをすることになります。
結果としてありとあらゆるものが、サウジの手に渡ることになります。
サウジアラビアは日本円が欲しいと思いますか? 僅かながら代金として一部金を要求する可能性もありそうです。
アメリカとしては、日本の米国債処分を止めたいというのが恐らく本音で、そのためにも円での原油取引を容認するのだと思います。
今回の訪日が日本とアメリカ経済だけでなく、世界経済の命運にも影響を与えることをサウジは知っているのでしょうか?
日本は非常に弱い立場で交渉に臨むことになります。
ところで書こうと思っていたことがあります。
経済システムが完全に破壊されると、混乱期を経て回復に向かうのに想像以上に長い期間がかかります。
これまでの歴史を振り返ると、再構築の試みが何度も失敗に終わることも珍しくなく、混乱の時期が長期間継続することも珍しくありません。
物々交換の期間が来ることを予期すべきだと思います。
ハイパーインフレを経験した人も話を聞くと分かりますが、人々の価値観が一変します。
多くの人が言っているのは見知らぬ人と物々交換をするために、銀コインを使うのは危険になる場合があるということです。
支払い手段として銀コインを使うと、相手はあなたが大量に銀を持っていると思い、後から狙われる可能性があるからです。
毎日毎日銀コインを持ち歩いて、買い物をすることは考えない方が良いと思います。
このような場合では銀や金コインよりも、結構指輪やアクセサリーを使用する方が安全です。
取引相手はあなたが結婚指輪をいくつも持っているとは思わないからです。
大切なものは隠しておき、持っていることを誰にも知られないということは非常に大切です。
物々交換の基本は相手が必要な物をあらかじめ用意しておくことです。
人々が必要なものは何なのかを考えつつ、準備をすることが必要になります。
例えば、お酒やたばこは非常に良いアイテムとなります。ストレスが増す状況で人々はお酒とたばこをもっと欲しがるようになります。
トイレットペーパー、粉ミルク、ツナ缶詰、護身用品、工具、手袋、洗剤、チョコレートといったものは物々交換のアイテムとしては非常に役立ちます。
まだ時間があるうちにこうしたアイテムを一定量、備蓄しておくことは大切です。
ロバートキヨサキは以前からツナ缶を備蓄しろと言っていますが、消費期限に注意しつつ一定量備蓄すると役立つかもしれませんね。
日々の物々交換のために普通の備蓄アイテムを用意しておき、どうしても必要な時だけ銀や仮想通貨を使用するというのが理想です
仮想通貨での取引をする場合には、複数のウォレットに分散しておき、他人に大量に持っていることを見られないようにすることが大切です。
銀は複数の場所に分散して保管して、誰にも知られることのないようにしましょう。
経済システムの崩壊を切り抜けて、再構築の段階に入る時まで可能な限り持っている銀と仮想通貨を減らさないためにも、今の時期の備蓄は重要だと思います。