今年一年、大変お世話になりました。
2023年に関してですが、予測はあくまでも予測に過ぎず、誰にも正確なことは分かりません。
ただただ一つ確実に言えることは、インフレのサイクルと中央銀行によるマネーの過剰供給は一方向にしか向かいません。これは止まることはありません。
そしてこの方向性は各国の中央銀行、特にFRBの利上げにより行き詰っています。
これは近い将来に完全に壁に突き当たることになります。そしてその時に方向転換を迫られることになります。
つまり利下げとさらなるマネーの供給です。(日本ではすでに始まっています。)
そしてその時に恐らく非常に高い確率で、本物のお金の模造品に過ぎないドル、ユーロそして円は"死亡"することになります。
どうすれば"死亡"が分かるのかという点ですが、
金と銀の価格が止まることなく上昇を続けていき、誰にも止められなくなる時についにエンドゲームが来たことが分かると思います。
これは2023年の間に起こる可能性があるかは分かりませんが、可能性は高いと思います。
これが起こる時に事態は急速に進展します。
動きが速すぎるため、その時に銀の現物を買うのは恐らく間に合わないと思います。ですから事前に購入し安全なところに保管しておく必要があります。
コメックスについては何度も書いていますが、今月の29日が現物引き渡しの最終日でデフォルト寸前でした。
しかし最後のギリギリのところでJPモルガンが現物を供給し、何とかデフォルトを免れたようです。
問題は来月以降に持ち越されたということになりますが、銀価格の上昇は価格操作装置であるコメックスがデフォルトすることと直結しています。
今は最後の抵抗を見せていますが、それも時間の問題でしょう。
通貨が死ぬときに、何も知らなかった人々は生き残りをかけた戦いを始めることになります。そしてそのために必要なのは「本物のお金」です。
そして我々はそれを提供することになります。
銀を買い続けるのは、自分自身がお金持ちになるということも一部の目標としてはあると思いますが、それ以上のことが関係していると思います。
今の経済システムが崩壊する時に、人々は労働の対価として入手できる通貨の価値が短期間で消え去るのを知ることになります。
そして生き残るためには「本物のお金」が必要であることに気づきます。
そしてその時に我々はその「本物のお金」を世の中に循環させて、壊れてしまった社会を再構築するという貴重な役目を我々は果たすことになります。
もちろん社会すべてを立て直すことは無理かもしれませんが、自分の家族と友人を助けられれば、この後は彼らが別の人を助けていくことになります。
これはこれまでに銀を買った私たちに課せられた、2023年における大切な役目になるのかもしれません。
今年一年は大変な年でしたが、ではどうぞ良いお年をお迎えください。
2023年はシルバースタッカーにとって良い年になることを願っております。