週末に行われたセミナーでは、すでにアメリカに不動産をお持ちの方がおられ、相談を受けました。
アメリカ不動産を買われる方に共通するトラブルを皆さん、経験しておられ、どうしたらよいかという話でした。アメリカで不動産を買うと、ほぼ必ずと言っていいほど管理のトラブルがあります。
例えば、内容がよくわからない修理代が請求されるとか、家賃をきちんと送ってくれないとか、メールを送っても回答がないとか、ありとあらゆることが起こりえます。修理代を使わないと、テナントが出て行ってしまうかもしれないから、と言ってお金を使わせようとするという会社もあるようです。
このような場合、管理会社を変えればよくなるのではないか、と考えがちですが、こればかりはやってみないと何とも言えないと思います。
管理会社を変える前に、そもそもなぜ管理トラブルを抱えるようになるのか、という原因を究明しなければ、買えたとしても同じ問題を繰り返すことになりかねません。
原因としては以下のようなものがあります。
管理会社がそもそもいい加減でアメリカ的。
物件オーナーが遠くに住んでいるから、適当にやってもわからないとタカをくくっている。
安い物件ばかり管理しているので、収益性を保つために管理可能な上限を超えた物件数を管理している。
管理会社の管理技術に問題があり、テナントの選別が甘い
エリアが悪いので、いいテナントが入りにくい。
つまるところ、問題の大半は物件の質に起因するものが大半で、あとは管理会社が管理物件から最大限、利益を搾り取ろうとするために、半ばオーナーを騙して修理費、その他の名目でお金を取るということが問題の大半を占めます。
持っている物件がそもそも安いエリアの物件だったりする場合、管理会社を変えたところで、劇的な変化は見込めないと思われます。
管理会社はあくまでもビジネスとして管理業をしているわけで、安い家賃からの管理費だけでは利益が十分出ないので、他から利益を出そうとするのは当然、いや必然の流れともいうべきものです。
あと一件当たりの管理費が安い場合、一人のスタッフに見切れない以上の数の物件を割り当てることもよくあります。この場合も、当然管理の質が低下し、トラブルが起こりやすくなります。
もしあなたがアメリカで不動産投資をしていて、このような問題を抱えているのであれば、もしかしたら売却し、違う物件、おそらくもっと高いエリアの物件に乗り換えたほうが得策かもしれません。
問題にもいろいろな程度があるので、我慢しながらだましだましやっていかれる場合と、早急に解決しなければならない場合がありますので、対策はケースバイケースとなります。
この手のご相談は基本的には無料にて相談に乗りますので、お気軽にご連絡をいただければと思います。