私自身、あまり宗教を信じていませんが、避けて通れない話題があります。
日本でも統一教会の話題が相変わらず続いていますが、世界は根拠がない宗教を中心に回っているといってももはや過言ではありません。
表面的にはそうは見えなくても、根底には宗教的な動機に基づいて何かが行われている場合が多いということになります。
これは金融でも政治でも教育でも、医療などの世界でもそうだと言えると思います。
さて、今世界中の人々の注目を集めているのはユダヤ教の祭日でローシュ・ハッシャーナー と呼ばれるものです。
ヨベルの年と呼ばれることもあります。
One of the most significant Jewish holidays is here. What to know about Rosh Hashanah
なぜこの祭日に注目が集まっているかというと、この日は7年に1度、25年に1度、そして50年に1度、解放がもたらされるとユダヤ教徒は信じています。
例えば、古代の習慣では奴隷はその身分から解放され、負債は取り消される年になります。
言い換えれば、いったんリセットをして仕切りなおすのがこの祭りの大きな意義とされています。
今年はこの年に当たるわけですが、9/25-9/27がこの日付に当たるとされています。
つまりユダヤ教に教えによれば、9/24までの負債は、9/27以降に取り消されるということになります。
中にはこのリセットには負債以外のものも含まれると考える人もいるようで、人間関係のリセットであったり、過去との決別を意味すると考える人もいるようです。
この中には国家の抱える巨額の負債や、金融機関の負債も含まれると言われています。
これまでに特定の日付を指して、何かが起こるという話は何度も聞きましたが、ほとんどが外れてきました。
9/24-9/27に何が起こると言われても、単なる可能性の一つとしてしか捉えていませんでした。
しかしこの日を前に複数の国の国債市場に異変が起こっています。金利が急騰しています、つまり資金が急激に流出しているわけです。
これはユダヤ教徒で有名なエコノミストのツイートですが、
「この祭日は日曜日の夜に始まり、ヨベルの年になる。債務のパニック売りが始まっているようですし、破綻が起こるのかも」といった内容のことを書いています。
これ以外にも、同様のことを発言している人たちがいます。(恐らくユダヤ教徒)
実際に過去の経済危機は、ほぼ例外なく9月に始まっています。しかも7年おきに起こっています。
私には判断がつきませんが、今週末が騒がれる理由の根底には、宗教的な祭日が関係していると理解しておくのは良いと思います。
ただ一つ言えることとしては、市場はサイクルを繰り返しているということです。
周期的に上がり、周期的に下がるということで、このサイクルを理解しておけば効率的に投資ができるようになります。
そしてそのサイクルの判断に、このユダヤの祭日が関係している可能性はあるのかもしれませんね。