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価格上限の設定はインフレの解決策?

プーチン大統領はノルドストリーム1を完全に閉鎖しました。

理由は"油が漏れている個所がある"とのことですが、閉鎖の数日前に「だれがボスなのか教えてやる」という趣旨の発言をしていたことも報じられているのと、

天然ガスを経済戦争の兵器として使用していることも認めました。

パイプライン圧縮機、安全要件満たさずとロシア警告=ガスプロム

 

これに対して、EU首脳たちは"ロシア産のガス価格の上限"を設定することにより、対応すると表明していますが、

存在しないものの価格の上限を設定するというのは、非常に愚かな行為です。

ちなみに歴史を振り返ると、価格の上限設定は何度も行われてきましたが、インフレの解決策にはならず逆に価格を高騰させるという結果に終わりました。

なぜかというと、現実に沿わない価格設定をすると、モノがなくなるという現象が発生し、結果として価格が余計に高騰します。

そのため英語では、"The cure for high price is high price" (価格高騰の解決策は価格高騰である)ということわざがあります。

つまり解決策はない、ということです。

 

"価格の上限設定"以外にも、金を刷りまくることによって対応しようとするようです。

すでにオーストリアとスウェーデンの電力会社が救済されることは報道されていますが、それだけでは済まないでしょう。

というかエネルギー会社だけではなく、ほぼすべての業種が影響を受けるはずで、金融緩和により救済しようとするのかもしれません。

足りない現物を補うために、紙幣を刷るという素晴らしい解決策のようです。

これ以外に配給制も導入するようです。

 

あとイギリスで新しい首相が選出されましたが、またもやWEFの人です。

選出された早々、やった仕事と言えばエネルギー危機のため、"不必要な事業"は一時的に閉鎖するようにと指示しました。

しかしゼロヘッジの記事によると、ヨーロッパでは閉鎖を命じなくても閉鎖が相次いでいるようで、例えばハブではビールの値段を800円から3300円程度まで値上げしなければ、倒産に追い込まれるとのことです。

当然ですが、これは商業不動産市場と金融機関に回復不能なダメージを与えるものでもあります。

まあWEFの子分ですから、仕事はグレートリセット導入ということなのでしょう。

ヨーロッパでは経済の完全崩壊が目前ですが、ドイツでは10/1より暴動を防ぐために軍隊を配備すると報じています。やはり10月なのですね。

ヨーロッパを完全崩壊させているのと同時に、ロシア、中国そしてインドは「もうドルは不要である」と発言しています。

報道によると、ロシアは完全に米国債を処分済みで中国も売り急いでいるようです。そして金を大量に輸入しています。

ペトルダラーのアメリカ国内への還流がすでに始まっています。

BRICS president: Russia and India have no need for the U.S. dollar

予測が正しければ、ヨーロッパで深刻な経済危機が発生するまでに数週間、そしてその直後にアメリカに飛び火します。事態はかなり緊迫してきました。

9/11は日曜日ですので、9/12くらいから大荒れになる予感がします。

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