私のブログの読者の方々は、今も銀の現物を買い進めていると思います。
私は個人的に銀は一部は残しておくにしても、大半は良いタイミングで売り払うべきだと考えています。
その良いタイミングがいつなのか、というのは重要な点です。
過去の例を参考にすれば、それは紙の通貨の信頼が失われた時、ということになります。
今、世界中で流通しているのは本物のお金ではなく、価値がない代替品です。
紙の通貨を人々が信頼している間、お金としての銀のニーズはほとんどありません。
ただいったん信頼が崩れると、人々は信頼できるお金に殺到します。
これまではお金としてのニーズがまったくなかったにもかかわらず、突然、本物のお金としてのニーズが出るようになると予測されています。
貴金属の現物があるかどうかは、経済の再開に欠かせなくなり、いかなる手段を使っても銀を手に入れようという動きが起こるはずです。
本物のお金がなければ、食べ物もなければ電気もないという状態になります。
つまり、その時が銀の現物を手放す最高のタイミングということになります。
その時は、銀を持っているあなたが銀を売却する価格を決める権利があるという状況のはずです。
紙の通貨と交換するのではなく、それと見合った現物資産との交換を要求すべきです。
そういう状況になると、手放すのが持った得なく思えたり、もっと待てばもっと上がると考えがちになるかもしれません。
あらかじめよく考えておき、良いタイミングが来たら、迷わずに一気に銀を不動産に変えるのは賢いやり方です。
ドイツのワイマー共和国の例では、通貨が崩壊した時に高級物件が銀5オンス、銀が75オンスで売られたというデータがあります。(1オンス=31グラム)
コイン1枚を4000円だと計算すると、30万円程度で高級不動産が手に入る計算になります。
同じことが繰り返すという保証はありませんが、個人的には私がアメリカで買っているような格安物件だと、これよりもはるかに安い価格で買えるようになるのではないかと思います。
こんなことは決して起こらないと考える人もいるでしょう。
しかし、歴史を振り返ればわかると思いますが、基軸通貨が崩壊する時には必ずこのような状況が発生しています。
銀の価格についてですが、ある方の推測によると今年の年末にかけて大幅に上がるそうです。
400ドル、500ドルと上がっていき800ドルを超えたあたりで反転し、570ドル前後で少しの間停滞するそうです。
そして年来年になると、急上昇をはじめありえないくらいの高値が付くようになるそうです。
今の経済は、首を切り落とされた鶏のようなものです。
首が切られても少しの間は走り回りますが、突然倒れて、その後は動かなくなります。
今の経済は首を失った鶏のようなものです。
今はまだ動いていますが、突然倒れるときは非常に近いです。