もう今更感がありますが、まだ理解できていない人も多いようなので書きたいと思います。
彼らはすべてを分かったうえでやっています。
破壊を進めながらも、数字を改ざんしメディアでうそを垂れ流すことで、被害を拡大させることが目標です。
昨晩はアメリカでCPI(消費者物価指数)が発表されました。
公式の数字は9.1%で、予想を上回るものであったため衝撃が走りました。
発表に先立ってリークがあり、それによるとCPIは10.2%とのことでしたが、政府はその数字を否定しました。
US Bureau Says "Leaked" 10.2% CPI Report Was Fake, So Here's What To Expect
この数字については、バイデンが他の国と比較して、一番低いと述べたことが報道されていました。
Fact Check: Biden Says U.S. Inflation 'Lowest of Almost Every Major Nation'
ですが、アメリカ政府はCPIを低く見せかけるため、計算方法を頻繁に変えており、元の計算方法ではCPIは17%とのことです。
今年に入ってからのインフレ率が急上昇していることは、下のチャートから分かると思います。
つまり米ドルと米国債は、持っているだけで大損という代物です。(他の国の通貨も同じです)
メディアがいまだに言い続けていることですが、インフレ=値上がり、という観念です。
しかし厳密にいえば、インフレというのはモノの価格が上昇することを指しているのではありません。
市場に流通するお金の量が増えることがインフレと定義されており、価格の上昇はインフレの結果の一つに過ぎないわけです。
すでに市場には天文学的なお金を流通させてしまい、今はその結果としてモノの価格が急上昇しているわけです。
何が言いたいかというと、モノの価格上昇は何をしたとしてすぐには収まらない、ということです。
ただFRBにはCPIを下げる"秘策"ともいうものがあります。
それは資産価格を暴落させることです。
最近仮想通貨の価格が下がっているのは、人為的に行われているもので、CPIを引き下げるためだと言われています。
市場を大暴落させずにCPIを引き下げるというのは、FRBの使命なのかもしれません。
今月末には0.75%の利上げが見込まれていますが、ひょっとしたら1%になる可能性があります。
昨日書いたロシアのガス供給の再開問題と日付的に近く、やはり今月末は世界中に衝撃が走るのかもしれません。
いずれにしてもアメリカの不動産はもう終わりです。というかほぼすべての資産クラスが破壊されます。
貴金属も大幅に下げると思います。(少なくとも紙の先物価格は)
これから資産の急激なデフレが起こります。衝撃に耐えるタイミングは近そうですね。