どうやらすでに市場は引き締めではなく、さらなる金融緩和を織り込み始めたようです。
まだほとんど利上げをしていませんが、FRBは大口を叩くばかりで、どうせ大したことはできないと考え始めたようです。
例えば、元FRBで現在クレディスイスのコンサルタイトのゾルタン ポッザーは以下のように述べています。
「FRBは引き締めをするが、期間も規模もかなり限定的になる見通しである。そして2023年の夏までには、再び金融緩和を行うことになる」と述べています。
要するQTをしてみたものの、トラブルが発生するので崩壊を防ぐために、さらに大規模の金融緩和をする羽目になるということのようです。
アメリカ政府にとっては金利が1%上がると、国債の利払いが300憶ドル(4兆円)増えることになります。そしてそんな余裕はありません。
そして利払いを国家予算に組み込むことなる、つまり利払いのためにさらなる借金を重ねることになります。これは国債の買い手が少なくなり国債金利の上昇を招くことになります。
そんな自殺行為はできないというのが、コンセンサスのようです。
そして歴史を振り返るとわかりますが、これが最後の抵抗ということになります。
残念ながら、日本はすでにかなり先をて行っています、、、
こうなると何が起こるのかということになりますが、それは当然インフレの悪化です。
過去の例を見ると、インフレが少しずつ進行し最終部分で急上昇するパターンが多いようです。下のグラフはドイツの例です。
いったんハイパーインフレが始まると、一番価格が上がるのは金と銀です。
しかし過去を振り返ると、上がり始めるのはインフレがかなり進んでから一気に暴騰する傾向が強く、その前に焦って手放してしまうことのないようにした方がよさそうです。
しかし、計画的にインフレを進行させて完全に崩壊する前に、CBDC導入をしようとすると考えられています。
そしてこれもグローバルエリートたちの計画がうまくいけばの話ですが、その前に大きなアクシデントが起こり一気に金融システムが崩壊してしまえばその計画も崩壊します。
クリフハイによると、5/9に何らかの経済のトラブルが発生すると予測しています。
そして今月の後半にアメリカ国内で政治の大問題が発生するとも予測していて、この2つに関連性があるかもしれないと述べています。
今年中に米ドルは完全に崩壊し、FRBは来年の初めくらいには、姿を消す可能性も指摘していました。
クリフハイの予測が的中するかどうかは分かりませんが、要注目です。