今週の注目は何と言っても、FRBの利上げです。
0.5%の利上げがあると言われていますが、その衝撃がどのようなものになるのかについては憶測が飛び交っています。
人によっては0.75%の利上げを想定する人もいます。
先週、第一四半期のアメリカのGDPが1.4%下落したタイミングでの利上げになります。
今は膨大な額のデリバティブが積みあがっておりそのすべては金利の影響を大きく受けます。
ちなみに正確な額を知っている人はいませんが、推測では274兆ドルのデリバティブが存在します。
非常に危険な状態での利上げとなる見通しで、想定外の影響が起こると考えられています。
ちなみに1兆ドルはこれくらいです。
以下はここ数日の報道の一部ですが、何が起こると思われているかについての判断材料になるかと思われます。
「FRB理事たちは"利益相反"を避けるために、株式をすべて売却した」
「バークレー銀行がすべてのコモデティファンドを販売停止」 ショートでもしているのかな?
グーグル検索で「マージンコール」が急上昇。すでにマージンコールが大量発生か?
財務長官のイエレンは経済にショックが走ることを想定。経済の下降から急いで脱却しなければならないと説明。
利上げはすでに織り込み済みという人もいますが、実際のショックは上げた後に来るのだと思います。
これまでのバブルとは違い今の経済は過剰な金融緩和による「エブリシングバブル」、つまり債権も株式も不動産もバブルでしかもこれが世界のあちこちで起こっています。
このすべてが利上げによって弾ける可能性があるとすれば、衝撃は計り知れないと思います。
少し前に下の写真を掲載しましたが、FRB本部の周りのフェンスは利上げの反響を想定したものなのかもしれません。
バブル崩壊で一文無しになった人たちが、FRBに押し掛けると思っているのかもしれませんね。