今、ロシアへの経済制裁のせいもあり、西側諸国は逆に経済的ダメージを受けています。
この状況はまだまだ続きそうです。というのは今度は中国が台湾に侵攻する可能性が高いからです。
アメリカはこのように言っています。
中国が台湾を攻撃した場合、米国はあらゆる制裁辞さない-イエレン氏
Yellen Says U.S. Would Use Sanctions If China Invaded Taiwan
経済制裁は間違いなくするようです。
ロシアの経済制裁の結果、原油、天然ガス、食料その他が手に入らなくなり困っているのですが、今度は中国への経済制裁で中国製品がまったく手に入らなくなる可能性がありそうです。
これに加え中国に進出している各企業も撤退するでしょうから、混乱は一層深まりそうです。
ただロシアを支援すれば中国に経済制裁を科すとアメリカは発言していましたが、今のところ制裁は発動していません。
そうこうしているうちに、中国とロシアを中心としたBRICS加盟国は新たな金融システムの構築を進めています。
数日前ですが、中国は原油を購入するのに人民元を使い始めたことが、報道されています。
これでペトロダラーのアメリカ国内の還流、そしてインフレは一層加速することになりそうです。
アメリカの本当のインフレ率について、ゼロヘッジが記事を書いていました。
The "True" Inflation Rate Is 13.2% - Censorship-Resistant Price-Tracker Built On Blockchain
公式の数値は7.9%です。
算出法については数をごまかしているとか、エネルギーと食料といった上昇率が高いものを省いて低く見せかけているといった非難が出ています。
ただ同じ算出法を使用しつつも、検閲されていないデータを使用した場合のCPIは13.2%だそうです。
食料品の上昇率は26.5%だそうです。
これはウクライナの戦争前の数値ですから、今はもっと上がっていると思われます。
今、注目されているのがフランス大統領選です。
マクロン大統領が負ければ、親ロシア派の大統領が誕生することになります。
Live: Macron leads first round of French election, to face Le Pen in run-off
不正選挙でもしない限りマクロンの勝利はあり得ないと個人的には思うのです。
選挙の結果次第では対ロシア制裁の足並みが大きく乱れることになるのではないかとか、あるいはEU離脱に向けて動き出す可能性も指摘されています。
選挙の結果に要注目です。