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サタデーナイトスペシャルをやるのか?

最近、経済ニュースで頻繁に登場するのがこの方です。

ポール・ボルカー

ウィキペディアにも書かれていますが、当時高インフレに苦しんでいたアメリカを救うため、"サタデーナイトスペシャル"と呼ばれる、突然の大幅利上げを断行した当時のFRB議長です。

金利を一気に20%程度にまで引き上げて、インフレの抑え込みに成功しました。

そしてその方の名前が、最近ニュースによく出できます。つまり今は"サタデーナイトスペシャル"が必要だというわけです。

パウエル議長のインフレ対策を批判-1970年代を知るカウフマン氏

80年代「インフレファイター」ボルカー氏に学ぶ教訓

しかしこれには当然、リスクが伴います。

FRBにとっては、バブルを崩壊させずにインフレを抑制する方法はないからです。

 

最新の報道によると0.5%の利上げの他、バランスシートの削減もする方向性のようです。(バランスシートの削減は本当にやるかどうかは分かりませんが、、)

QEから一気にQTへと舵を切ろうというわけです。

Fed prepares to shrink balance sheet by up to $95bn a month

FOMC Minutes Signal Bigger, Faster-Than-Expected QT, Multiple 50bps Hikes

 

アメリカ国内で住宅ローン金利が5%を超えてきており、不動産市場に急落がすでに懸念されています。

住宅ローンの申し込みが激減しているようです。

Surging interest rates push mortgage demand down more than 40% from a year ago

Mortgage rates top 5% — and loan applications are taking a hit

 

今は株式市場と不動産市場を崩壊させることになっても、利上げを断行するという方向性のようです。

ただ利上げをしたとしても、期待するような成果が出ない可能性を指摘する声もあります。経済だけが崩壊してインフレは全く収まらないという可能性です。

 

先日、引用したヘッジファンドマネージャーのルーク グローマンは以下のように指摘しています。

FRBが1979年のボルカーの作戦と同じことができるという幻想は見ものだ。

その幻想が打ち砕かれる時、金とビットコインは暴騰するだろう、と語っています。

 

ただFRBはその可能性も感じているらしく、責任転嫁先を探しているのは間違いなさそうです。恐らくこれはその一環だと思われます。

あるいはロシアの"デフォルト"を口実に、先延ばしにするという可能性も否定できません。

ロシア財務省 ドル建て国債 ルーブル払い デフォルトの可能性

 

ロシア側 =     支払う意思があるがドルでは支払えない(経済制裁で凍結されているため)。

アメリカ =     凍結しておきながら、ルーブルは受け付けない →  デフォルト宣告。

払うと言っているのに受け取らず、勝手にデフォルトさせるというのはかなり理論として苦しい気がするのですが、どうしてもロシアをエスケープゴートに仕立て上げたいのでしょうね。

ただロシアによる金融危機を口実にしてさらなる金融緩和をするのか、本当に大幅利上げに踏み切るのかは不明です。

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