最近、投資の失敗や詐欺の話をよく聞きます。私もこれまでに相当な額の勉強代を支払いましたが、失敗の原因を突き詰めて考えてみると、役に立たない情報、間違った情報をよく精通していない人から聞き、投資判断を下したことに起因すると思います。その中には付き合いで投資したり、単に利回りだけの情報で投資したりしたこともありました。
ネット上を見ると、情報が氾濫しており、「自称」専門家がアドバイスをしていたりするものです。しかし残念ながらそうした情報のほとんどは役に立ちませんし、それを信じて投資をして失敗すると、時間もお金もロスする結果になります。そういう中から正しい情報を見つけようと、試行錯誤を繰り返すのは、干し草の山の中から針を探し出そうとするようなものです。
そういうことに時間とお金をつかうくらいなら、最初からお金を払って、その分野に精通している人に助けてもらう方がはるかに安上がりになります。最初から勉強する時間もコストである、ということを理解している人は早く資産形成ができるようになります。
問題はどうやってそういう人を見つけるのか、ということになりますが、自分のリテラシーが低いままだと、その人が本物かどうかは判断しにくいものです。これに方法はありませんが、その人の言っていることに筋が通っているか、リスクをキチンと説明してくれるか、といった点で判断がある程度つきます。「この人が間違っていて、損をするとしても仕方がない」と思えるような人に資金を預けたいものです。