住宅ローンの支払い猶予がまた先延ばしされました。
最長で、三月末までとなっていたのですが、それがバイデン大統領によりさらに三か月延長されました。
これでもう一年以上になります。
こちらの記事によると、この法律はアメリカの一戸建ての住宅ローンの70%が対象になるとのことです。
コロナが始まったころは、この措置は6か月から12か月で終了するという見通しでしたが、この感じですとこの措置は今後、しばらくは継続していくと思われます。
ローンの支払い猶予ですが、これは支払いをしなくてよくなるという措置ではなく、一時的な免除で期間が満了する時には、未払いの分を含め、まとめて支払うことが求められます。
つまり、一か月分のローンの支払いに困っている人が一年間の支払い猶予をもらう場合、13か月目には13か月分をまとめて支払わないといけないということになります。
最近、思うのですがこれを続ける限り、もちろんローンを支払いをしない人が増え続けていくと思います。そして、最後にどうするのかという明確なプランはないと思います。
今、我々が見ているのは崩壊しそうな経済を何とか崩壊させないようにしようとしているのか、それともあらかじめ予定されている計画のための一部なのか、私は点と点をつないでいくと、後者の方ではないかと思っています。
FRBがほとんどすべてと言っていいほど資産を買いまくっていることを考えると、住宅ローンもその対象であると考えるべきだと考えるのが自然です。
政府も中央銀行も国民の福祉のための政策を行うことは決してないからです。
このままいけば、「コロナで困窮した」という理由で猶予をもらう人がどんどんと増え続けていき、ある時突然、打ち切る可能性もゼロではありません。
そうなれば、大量の不動産が差し押さえ、そしてアメリカ政府、最終的にはFRBのものになります。
ある意味、囲い込みのための住宅ローンの支払い猶予、そういうシナリオのような気がしてきました。
追記: どうやら住宅ローンを支払えていないのは1千万件あるようです。ものすごい数ですね。
三件に一件がデフォルト状態ということですね。
Biden helps more than 10 million homeowners by extending the foreclosure moratorium through June