当たり前といえば当たり前なのですが、アメリカでは日本とは異なり、印鑑と印鑑証明を使う習慣がありません。
その代わりに何をするかというと、身分証明をもって公証人のところに行き、書類にサインをすることにより、確かに本人がサインしたという証明になります。
英語ではNotaryと言います。
アメリカでは公証人はあちこちにいるもので、知り合いがいない場合は銀行でも無料で認証してもらえます。
問題になるのは、日本にいて英文書類の認証を依頼される場合です。
普通であれば大使館で認証業務をやっています。
アメリカ大使館の場合は、まずアポを取り、そして一枚につき$50も支払わなければなりません。
ただスタンプを押すだけなのに、結構取るんですよね。
あとわざわざ行くのが面倒ですし、アメリカ大使館は警備が物々しくて、あまりいい感じの場所ではありません。
時々、日本の行政書士も英文書類の認証を行っておりますが、海外で通用するかどうかはケースバスケースです。
ただ最近は、遠隔で認証を行うサービスが出始めました。
例えばこちら。
Legally Notarize Your Documents Online in Less Than 15 Minutes
最近は特にコロナのため、遠隔で署名の作成をすることが多くなり、スカイプやズームでの認証でも大丈夫というところが増えてきています。
これまではわざわざ面倒な手続きが必要でしたが、これからはオンライン化が進み、日本国内ではやりにくかった認証もオンラインで手軽に済ませられそうです。
私も先日、やった書類を先方に提出しましたが、特に問題なく受理してもらえました。