昔の紙幣には表面に「偽札を作ると死刑になる」と書かれていることが良くありました。
これは偽物を作る行為は、インフレを引き起こし社会にいる全員から盗む行為だからです。実際に絞首刑になった人たちがいたようです。
しかしニクソン大統領が金本位制をやめて以来、世界中の通貨は偽物しかなくなりました。
そして本物の存在を隠すために、デリバティブにより金と銀の価格を押さえつけ、仮想通貨を法的に規制しようとしてきました。
しかもここ数年は特にものすごいスピードで偽物を世界中にばらまき続け、もうそれも限界に来ています。
日本ではアベノミクスをしていましたが、今となってはそれが致命傷であったことは広く知られています。
昨日日本円はトルコリラとアルゼンチンペソと同じ部類であるという記事が、ブルームバーグに出ました。
日本は世界経済を奈落の底に突き落とす先導役になりそうですので、ドルよりも先に円は紙切れになると思っています。
こういう記事が出るということは、日銀は先に死ねと命じられているような気がしてしまいます。
昔の法律が今もあるとすれば、中央銀行家は死刑になります。
円はトルコ・リラやアルゼンチン・ペソと同じ部類、ドイツ銀が指摘
あと昨日の記事でも取り上げましたが、米財務省にはもうお金がありません。
この意味の重大さを良く考えていただければと思います。
米国債は偽物の通貨システムを支える屋台骨です。
そして米国債の発行元は米財務省ですが、支払い能力がありません。支払い能力がない機関が発行する債券に価値はあるのでしょうか?
あと少しで経済に詳しくない人も、ただの紙切れが金融システムの屋台骨となっていたということに気付くことになります。
あてにしている年金も保険はもちろん、パラダイムを構成している世界中の政治、教育、医療、宗教といったもの全てを支えていたものが崩壊することになります。
その時これまで誰も見たことがないような富に移転が行われます。世界中の98-99%の人が失う側で、1-2%が富を手に入れる側になります。
残念ながら、ほとんどの人はそのことにまだ気づいていません。
下はエクスターのピラミッドと呼ばれる、経済の構造を示した図です。
国債と通貨はピラミッドの頂点近くにありますが、頂点は金(銀も)です。金と銀は経済のシステムを支える頂点ともいうべき存在です。
金と銀を残して他のすべてが崩壊する時は、まるでタイタニックが沈没する時に乗客が救命ボートに殺到する状況のようになると考えるべきです。
誰も彼もが救急ボートである貴金属と仮想通貨に殺到することになります。
金と銀は何があっても破綻することがない資産クラスです。
究極のインサイダーである中央銀行が金を買いまくっていることは、これから何が起こるのかをよく知っていることを表しています。
クリフハイの予測が正しければ、あと数週間時間があるようです。
予測が当たるかどうかは分かりませんが、貴金属を買い集めてきた人たちはこれから富の移転をいかに効率的に利用できるのかを考え始める時期に入ります。
反対意見はあるとは思いますが、経済が崩壊する時に入手すべき資産というのはそれほど多くはありません。
人生が一変するような素晴らしい時期に突入することになりますので、どの資産を入手するのかを今から良く考えておくとよいと思います。