半年ぶりにアメリカに来ましたが、日本と同様、マスクをすること、そして多くの店が閉まっている以外、大きな違いは感じません。
暴動が起こっている都市もあるのだとは思いますが、郊外では普段と変わらない様子なのだと思います。
人と話していてわかったのは、まだ人は意外とお金に困っていないということ。
仕事がなくても政府からのお金をもらえているし、家賃を払わなくてもすぐには強制退去にならないので、問題を先送りして今の生活を楽しんでいるという感じなのです。
ショッピングモールに行くと、結構人々でにぎわっていて、かなり買い物をしている人もいます。
昨夜も友人と食事に行きましたが、安くないレストランなのに、かなりの数の人が来ていました。
知り合いの建設業者は今はお金をもらえているので、みんな仕事をしたがないと話していました。
経済状態は人により異なるとは思いますが、まだ深刻な痛みを感じている人はまだ少ないようです。
しかし、同時に多くのビジネスは倒産に追いやられ、さらに多くの失業者が生まれています。
政府がお金をすり続ける限り、人々は深刻な痛みを感じることはないのかもしれません。
麻酔をされているような状態で、切れた瞬間に現実を目覚めるのかもしれません。
その時はある日突然、来るのだと思います。
お金の教育の不足と自制心のなさ、問題を先送りするという要素が重なると、ある日突然、崖から落ちるように転落していくのでしょう。
人々が事態の重要性を理解せずに、今を楽しんでいる間に、問題が深刻化する時を待ち構えている人たちが多くいることすら気付かずにいるというのは、世界中どこでも同じなのでしょう。
ところで、日本ではもうシルバーは入手困難ですが、こちらではまだ買えるようなので今日は買いに行こうと思っています。
経済危機の時は、本当に価値のあるものが生き残ります。
金と銀はこれまで何千年にもわたりその永続的な価値が実証されてきました。
人によっては、今特にビットコインを推奨する人もいますが、私はやや懐疑的です。
なぜかというと、時の試練に耐えた実績がないのと、裏付けとなるものが何もないのです。
メリットといえば、今の金融システムの一部ではないということだけです。これをどう評価するかは人によると思います。
これと関係するかどうかわかりませんが、昨日銀行に行ったら張り紙がしてあり、コインが不足しているのでご協力くださいと書かれていました。
もしかしたら、コインには紙幣より価値があると考えて、ため込んでいる人たちがいるのかもしれませんね。
どうしてかというと、今こんなものが売られています。
額面が$10のものがこの価格なのです。
今、流通している硬貨も将来、こんな価格になる可能性は十分あります。