アメリカ不動産情報 マインド

長期のスパンで考える必要がありそうです。

今、アメリカでは解決策のないホームレスの急増が問題になりつつあります。

法律により一時的に強制退去を禁じる州が多いことは以前にも書きましたが、法律の期限が切れる前に再延長する州も出できています。

こうなると困るのは大家で、ただで長期間住ませるわけにはいかない大家が違法に強制退去をする例が後を絶たないそうです。

大家も融資を抱えていたり、支払うべき経費や税金もあるので、かなり困っているわけです。

しかし、もっと困っているのは追い出される人々で、行くあてのない人たちはホームレスになるわけです。

最近は子供やシングルマザーがホームレスになるということが報道されています。

 

Column: Facing a wave of evictions, California is about to make thousands of kids homeless

 

予測によると3000万から4000万人が強制退去になると予測されています。

ものすごい数です。

The COVID-19 Eviction Crisis: An Estimated 30-40 Million People in America are at Risk

 

こちらは現在の州ごとの強制退去の割合です。

29の州で40%の入居者が強制退去の見込みで、最高で58%の州もあります。

つまり、破産に追い込まれる大家は多数出で来るのはほぼ間違いありません。

家賃は下落し、空室率は急上昇します。

 

家を失う人だけでなく、賃貸物件を失う大家も多数になるので、不動産の買い場としては最高です。

しかし、経済が落ち着くまでは賃貸経営による収入は不安定だと思います。

借りたい人は多いと思いますが、入居者として資格のある人を見つけるのは楽ではなくなることが予想されます。

 

ですから、ある程度長期のスパンで投資を考えられる人、そして余剰資金で投資される方に向くと思います。

資金的にもメンタル的にも余裕がない人には向かないかもしれません。

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